社会的絆理論

社会的絆理論

1969年にHirschi(ハーシ)が提唱した理論。人が犯罪をしないのは社会との絆があるからで、その絆が弱まったときや、壊れたときに逸脱した行動が起きると考える。犯罪をしない理由という観点が特徴的な理論。

社会的絆について、愛着(attachment)、投資(commitment)、巻き込み(involvement)、信念(belief)という4つの絆を提案している。

愛着(attachment)

家族、恋人、友人など愛着をもっている相手への思いが逸脱行動を抑制する。

投資(commitment)

これまで自分が将来のために投資(勉強、キャリア、信頼)してきたものを無駄にしたくない。

巻き込み(involvement)

仕事や家事、勉強、部活、習い事などの活動で忙しく、犯罪のことなんて考える暇もない。

信念(belief)

法律や社会規範に従うべきだという信念。

第3回公認心理師試験に出題

問141  16歳の男子A、高校1年生。Aは、友達と一緒に原動機付自転車の無免許運転をしていたところを逮捕され、これを契機に、教師に勧められ、スクールカウンセラー Bのもとを訪れた。Aには非行前歴はなく、無免許運転についてしきりに「友達に誘われたからやった」「みんなやっている」「誰にも迷惑をかけていない」などと言い訳をした。Bは、Aの非行性は進んでいるものではなく、善悪の区別もついているが、口実を見つけることで非行への抵抗を弱くしていると理解した。BがAの非行を理解するのに適合する非行理論として、最も適切なものを1つ選べ。

  1. A.K.Cohenの非行下位文化理論
  2. D.Matzaの漂流理論
  3. E.H.Sutherlandの分化的接触理論
  4. T.Hirschiの社会的絆理論
  5. T.Sellinの文化葛藤理論
解答

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