気分一致効果

気分一致効果とは

感情ネットワークモデルを提唱したG.H.Bower(バウアー)が提唱。ポジティヴな気分の時は、ポジティブな記憶が想起されやすくなり、ネガティヴな気分の時にはネガティブな記憶が想起されやすいというもの。

ポジティブ・ネガティブ・アシンメトリー(PNA現象)

PNA現象は、ポジティヴ時にポジティブな記憶が想起されやすいが、ネガティヴ時には、ネガティブな記銘内容が想起される効果は弱いというもの。

ポジティブ気分…気分一致効果は比較的穏健
ネガティブ気分…気分一致効果はやや不安定

感情情報機能説とは

N.Schwartz(シュワルツ)らは、判断における気分一致効果は、気分に一致した知識が活性化し、その活性化した知識を判断に用いるために生じるのではなく、気分そのものを判断手がかりとして用いることによって生じると考えた。ポジティブ・ネガティブ・アシンメトリー(PNA現象)が見られる。

第5回公認心理師試験に出題

感情が有効な手がかりになる際には、判断の基盤として感情を用いるが、その影響に気づいた場合には効果が抑制されると主張している感情に関する考え方として、最も適切なものを1つ選べ。

  1. 感情情報機能説
  2. 認知的評価理論
  3. コア・アフェクト理論
  4. 感情ネットワーク・モデル
  5. ソマティック・マーカー仮説
解答

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