緊張病

緊張病とは?

緊張病とは、動きが止まる、遅くなる、繰り返す、能動的な動きができなくなるといった、体の動きが低下する症状。

名前が紛らわしいが、人前で緊張して、思ったように行動できなくなるあがり症のようなものとは違い、医療機関で相談する必要があるもの。

DSM-5診断基準

以下の症状のうち、3つ以上で診断される。

  1. 昏迷:すなわち、精神運動性の活動がない。周囲と活動的なつながりがない。
  2. カタレプシー:すなわち、受動的にとらされた姿勢を重力に抗したまま保持する。
  3. 蝋屈症:すなわち、検査者に姿勢をとらされることを無視し、抵抗さえする。
  4. 無言症:すなわち、言語反応がない。またはごくわずかしかない(既知の失語症があれば除外)。
  5. 拒絶症:すなわち、指示や外的刺激に対して反対する、または反応がない。
  6. 姿勢保持:すなわち、重力に抗して姿勢を自発的・能動的に維持する。
  7. わざとらしさ:すなわち、普通の所作を奇妙、迂遠に演じる。
  8. 常同症:すなわち、反復的で異常な頻度の、目標指向のない運動。
  9. 外的な刺激が影響によらない興奮。
  10. しかめ面。
  11. 反響言語:すなわち、他者の言葉をまねする。
  12. 反響動作:すなわち、他者の動作をまねする。

第3回公認心理師試験問題に出題

問2 統合失調症の症状が増悪したクライエントへの公認心理師の介入について、適切なものを1つ選べ。

  1. 症状増悪時は、心理的支援を行わない。
  2. 幻聴に関して、幻覚であることを自覚させる。
  3. 緊張病性昏迷では、身体管理が必要となる可能性があることを家族に伝える。
  4. 作為体験によるリストカットは、ためらい傷程度であれば特に緊急性はない。
  5. 服薬を拒否するクライエントに対して、薬は無理に服薬しなくてよいと伝える。
解答

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