不安尺度

スポンサードリンク

LSAS−Jとは

LSAS−J(Liebowitz Social Anxiety Scale)は、Liebowitz,M.R.が開発した社交不安障害評価尺度。社交不安障害の診断や重症度の評価、スクリーニングに使用されている。

自己記入式で、過去1週間の症状を想起して24項目を4件法で回答。

評価の目安(総得点0〜144点)

約30点

境界域

50~70点

中等度

80~90点

一段と症状が顕著であり、患者が苦痛を感じるだけでなく、実際に社交面や仕事など、日常生活に 障害が認められるようになる。

95~100点以上

重度 働くことができない、学校に行けないなど、社会的機能を果たすことができなくなり、活動能 力がきわめて低下した状態に陥るようになる。

 

STAI(状態ー特性不安検査)とは

STAI(State-Trait Anxiety Inventory)は、Spilberger(スピルバーガー)の不安の特性・状態モデルに基づいて開発された不安を測定する検査。

特性不安

その人がもともと持っている不安のこと。どんなことをするにも慎重、心配性で、環境や状況によって変わることが少ない。

特性不安検査20項目 「ほとんどない」から「ほとんどいつも」の4件法

状態不安

特性不安とは反対で、その状況・状態による不安。怖いものや苦手なものに向き合う場面や、テストや発表などの自分にとって大事な場面などにおける不安のこと。

状態不安検査20項目 「全くあてはまらない」から「非常によくあてはまる」までの4件法

MAS(顕在性不安尺度)

MAS(Manifest Anxiety Scale)は、Taylor,J.A.(テイラー)が作成した特性不安尺度。MASは、MMPIの妥当性尺度(L尺度のみ)を含んでいる。

不安尺度が50項目、L尺度が15項目の合計65項目。
回答は「そう」「どちらでもない」「ちがう」の3件法で、L尺度は、11点以上で妥当性が低いことを疑う。

第5回公認心理師試験に出題

質問紙法による心理検査の説明として、最も適切なものを 1 つ選べ。

  1. CAARS は、自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害の重症度 を測定する。
  2. GHQは、心理的ウェルビーイングを測定する。
  3. IES-R は、ストレッサーを測定する。
  4. MAS は、特性不安を測定する。
  5. POMS は、認知特性を測定する。
解答

スポンサードリンク

 

 

シェアお願いします

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください