平成30年度公認心理師国家試験「問154」

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問154 事例

70歳の男性A。Aはもともと穏やかな性格であったが、2年くらい前から非常に短気になり、気に入らないことがあると怒鳴り散らすようになった。天気が悪くても日課の散歩は毎日欠かさず、いつも同じコースを歩くようになった。また、散歩中に信号を無視することも多くなり、危険であるため制止すると興奮するようになった。

Aに認められている症状として、正しいものを2つ選べ。

  1. 強迫行為
  2. 常同行動
  3. 離人症状
  4. 見当識障害
  5. 抑制の欠如
解答
②と⑤

Aの症状は、認知症と考えられ、症状から前頭側頭型認知症 (Frontotemporal dementia:FTD)と推測される。
常同行動(天気が悪くても日課の散歩は毎日欠かさず、いつも同じコースを歩くようになった)と脱抑制行動(散歩中に信号を無視することも多くなり、危険であるため制止すると興奮する)は、前頭側頭型認知症に特徴的な症状である。

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