第5回公認心理師試験21〜30

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目次

問21 T. Dembo と B. Wrightらが提唱した障害受容の理論に関する説明として、正しいものを 1 つ選べ。

  1. 価値範囲を縮小する。
  2. 相対的価値を重視する。
  3. 失われた能力の回復を重視する。
  4. 精神障害の病識研究を端緒とする。
  5. 障害に起因する波及効果を抑制する。
解答

問22 深刻な逆境経験がありながらも、良好な心理社会的適応を遂げる過程を示す概念に該当するものを 1 つ選べ。

  1. ジョイニング
  2. レジリエンス
  3. エントレインメント
  4. ソーシャル・キャピタル
  5. ソーシャル・インクルージョン
解答

レジリエンスを参照。

問23 認知症の行動・心理症状[behavioral and psychological symptoms of dementia〈BPSD〉]について、最も適切なものを 1 つ選べ。

  1. 生活環境による影響は受けない。
  2. 前頭側頭型認知症では、初期からみられる。
  3. 治療では、非薬物療法よりも薬物療法を優先する。
  4. Alzheimer 型認知症では、幻視が頻繁にみられる。
  5. 単一の妄想として最も頻度が高いのは、見捨てられ妄想である。
解答

前頭側頭型認知症BPSDを参照。

問24 特別な教育的支援を必要とする子どもへの就学相談や就学先の決定について、最も適切なものを 1 つ選べ。

  1. 就学相談を経て決定した就学先は、就学後も固定される。
  2. 就学相談は、心理検査の結果を踏まえて就学基準に照らして進める。
  3. 就学相談のために、都道府県教育委員会は就学時健康診断を実施する。
  4. 保護者、本人等との合意形成を行うことを原則とし、市町村教育委員会が最終的に就学先を決定する。
  5. 就学先が決定した後に、保護者への情報提供として、就学と当該学校や学級に関するガイダンスを行う。
解答

文部科学省の就学相談・就学先決定の在り方についての中に「(2)就学先決定の仕組み」が明記されている。以下が今回の問題に関係する記述。

○ 就学基準に該当する障害のある子どもは特別支援学校に原則就学するという従来の就学先決定の仕組みを改め、障害の状態、本人の教育的ニーズ、本人・保護者の意見、教育学、医学、心理学等専門的見地からの意見、学校や地域の状況等を踏まえた総合的な観点から就学先を決定する仕組みとすることが適当である。その際、市町村教育委員会が、本人・保護者に対し十分情報提供をしつつ、本人・保護者の意見を最大限尊重し、本人・保護者と市町村教育委員会、学校等が教育的ニーズと必要な支援について合意形成を行うことを原則とし、最終的には市町村教育委員会が決定することが適当である。保護者や市町村教育委員会は、それぞれの役割と責任をきちんと果たしていく必要がある。このような仕組みに変えていくため、速やかに関係する法令改正等を行い、体制を整備していくべきである。なお、就学先を決定する際には、後述する「合理的配慮」についても合意形成を図ることが望ましい。(参考資料16:障害のある児童生徒の就学先決定について(手続きの流れ))

問25 少年院における処遇について、適切なものを 1 つ選べ。

  1. 公共職業安定所と連携し、出院後の就労先の確保のため就労支援を行う。
  2. 矯正教育課程のうち医療措置課程の実施が指定されているのは、第2種少年院である。
  3. 在院中の少年に対して、高等学校卒業程度認定試験を受験する機会を与えることはできない。
  4. 仮退院中の少年の相談に応じることはできるが、退院した少年の相談に応じることはできない。
  5. 障害を有する在院者には、適当な帰住先の有無にかかわらず、出院後速やかに福祉サービスを受けられるよう特別調整を行う。
解答

刑務所出所者等総合的就労支援対策が根拠
刑事施設、少年院、保護観察所及びハローワークが連携する仕組みを構築した上で、支援対象者の希望や適性等に応じ、計画的に就労支援を行うものであるが、その一環として、刑事施設では、支援対象者に対し、ハローワークの職員による職業相談、職業紹介、職業講話等を実施している

④についての根拠は、少年院法第百四十六条(退院者からの相談)
少年院の長は、退院し、若しくは仮退院した者又はその保護者その他相当と認める者から、退院し、又は仮退院した者の交友関係、進路選択その他健全な社会生活を営む上での各般の問題について相談を求められた場合において、相当と認めるときは、少年院の職員にその相談に応じさせることができる。

あとは、少年法を参照。

問26 事業主が職場における優越的な関係を背景とした言動に起因する問題に関して雇用管理上講ずべき措置等についての指針(令和2年、厚生労働省)が示す、職場におけるパワーハラスメントの3つの要素に該当するものを 1 つ選べ。

  1. 上司による部下への行為
  2. 行為者が正規雇用労働者であるもの
  3. ひどい暴言や名誉棄損などの精神的な攻撃
  4. その行為により労働者の就業環境が害されるもの
  5. 当該労働者が通常就業している事業場で行われた行為
解答

職場におけるパワーハラスメントは、職場において行われる

  1. 優越的な関係を背景とした言動であって、
  2. 業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、
  3. 労働者の就業環境が害されるものであり、

①から③までの要素を全て満たすものをいう。

問27 アレルギー反応によるアナフィラキシーの症状として、最も適切なものを 1 つ選べ。

  1. 顔の腫れ
  2. 手の震え
  3. 気道の拡張
  4. 血圧の上昇
  5. 脈拍の減少
解答

アナフィラキシーの症状

かゆみ、発疹・発赤、口唇や舌の腫れ、呼吸困難、ぜん鳴、腹痛、吐き気・嘔吐、頻脈、血圧低下、意識障害

問28 慢性的なコルチゾールの過剰状態に伴う症状として、正しいものを 1 つ選べ。

  1. 低血糖
  2. るい痩
  3. 眼球突出
  4. けいれん
  5. 満月様顔貌
解答

クッシング症候群を参照。

問29 我が国における移植医療について、最も適切なものを 1 つ選べ。

  1. 移植件数が最も多い臓器は腎臓である。
  2. 臓器を提供する意思表示に年齢の制約はない。
  3. 移植を受けた患者に精神障害が生じるのはまれである。
  4. 肝移植の大部分は脳死後の臓器提供によるものである。
  5. 生体移植における提供者の意思確認は移植医療チームが行う。

この問題に関しては、設問が不十分で正答が得られないため、全員を正解として採点されました。

問30 DSM- 5 の回避・制限性食物摂取症/回避・制限性食物摂取障害の特徴として、最も適切なものを 1 つ選べ。

  1. 小児に特有である。
  2. 食べることへの関心を失う。
  3. 過度の減量を契機に発症する。
  4. 体型に対する認知に歪みがある。
  5. 文化的慣習によって引き起こされる。

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