問41 医師から依頼を受け、MMSEを実施・解釈し報告する際の公認心理師の行動として、不適切なものを1つ選べ。
- 被検査者の実際の回答内容を解釈に含める。
- 検査時の被検査者の緊張や意欲についても解釈に含める。
- カットオフ値を上回った場合は、認知症ではないと所見を書く。
- 総得点だけでなく、被検査者が失点した項目についても報告する。
- 被検査者が難聴で口頭による実施ができない場合は、筆談による実施を試みる。
解答
③
問42 適正処遇交互作用について、間違っているものを誤っているものを1つ選べ。
- 指導方法や学習環境のことを処遇と言う。
- 統計学的には交互作用効果によって検証される。
- 学びの成立に影響を与える個人差要因を適性という。
- 学習者の特徴によって教授法の効果が異なることを指す。
- 他社の援助と学習者の問題解決との中間領域にみられる。
解答
⑤
問43 学校にピアサポート・プログラムを導入する目的として、不適切なものを1つ選べ。
- 思いやりのある関係を確立する機会を提供する。
- 公共性と無償性という基本を学ぶ機会を提供する。
- 学校のカウンセリング・サービスの幅を広げる機会を提供する。
- リーダーシップ、自尊感情及び対人スキルを向上させる機会を提供する。
- 傾聴や問題解決スキルなど他者を援助するスキルを習得する機会を提供する。
解答
②
問44 免疫担当組織に含まれないものを1つ選べ。
- 単球
- 好中球
- 赤血球
- B細胞
- T細胞
解答
③
問45 犯罪被害者等基本法に関する記述として、誤っているものを1つ選べ。
- 犯罪被害者等のための施策は、犯罪被害者等が被害を受けたときから3年間までの間に講ぜられる。
- 犯罪被害者等が心理的外傷から回復できるよう、適切な保健医療サービスや福祉サービスを提供する。
- 犯罪被害者等のための施策は、国、地方公共団体、その他の関係機関、民間の団体等との連携の下、実施する。
- 刑事事件の捜査や公判等の過程における犯罪被害者等の負担が軽減されるよう、専門的知識や技能を有する職員を配置する。
- 教育・広報活動を通じて、犯罪被害者等が置かれている状況や、犯罪被害者等の名誉や生活の平穏への配慮について国民の理解を深める。
解答
①
問46 公認心理師が、クライエントに心理療法を行う場合、インフォームド・コンセントを取得する上で、最も適切なものを1つ選べ。
- 公認心理師が考える最善の方針に同意するように導く。
- 深刻なリスクについては頻度が低くても情報を開示する。
- 心理療法についての説明はクライエントにとって難解なため、最小限に留める。
- クライエントに対して不利益にならないように、心理療法を拒否したときの負の結果については強調して伝える。
解答
②
インフォームド・コンセントを参照。
問47 公認心理師の基本的なコンピテンシーについて、最も適切なものを1つ選べ。
- 科学的な知見を参考にしつつも、直感を優先して判断する。
- 要支援者への関わり方や対応の在り方を自ら振り返って検討する。
- 普遍的な視点に立ち、文化的背景を考慮せず、要支援者を同様に扱う。
- 専門職としての知識と技術をもとに、最低限の実践ができるようになってから職業倫理を学ぶ。
解答
②
コンピテンシーを参照。
問48 ストレンジ・シチュエーション法におけるアタッチメントの類型の説明として、最も適切なものを1つ選べ。
- 回避型は、養育者との分離場面で激しく泣きやすい。
- 安定型は、養育者との分離場面で泣きの表出が少ない。
- 無秩序・無方向型は、養育者との再会場面で激しく泣きやすい。
- アンビバレント型は、養育者との再会場面でしばしば激しい怒りを表出することがある。
解答
④
問49 いじめ防止対策推進法について、正しいものを1つ選べ。
- 学校は、いじめ問題対策連絡協議会を置くことができる。
- 学校は、いじめの防止に資するものとして、体験活動等の充実を図る。
- 学校は、地方公共団体が作成した、いじめ防止基本方針を自校の基本方針とする。
- 学校は、いじめ防止等の対策を推進するために、財政的な措置を講ずるよう努める。
解答
②
いじめ防止対策推進法を参照。
問50 心理的支援活動の理論化について、最も適切なものを1つ選べ。
- 参加的理論構成者は、理論化を専門に行う。
- 地域援助においては、文化的理論構成者としての役割が必要になる。
- 臨床心理面接の事例論文においては、一般化に統計的手法が必須である。
- 量的データを扱う際には、研究者のリフレクシヴィティ〈reflexivility〉が重要である。
解答
②
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