地域包括ケアシステム

地域包括ケアシステムとは

団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されるシステム。

地域ケア会議

高齢者個人に対する支援の充実と、それを支える社会基 盤の整備とを同時に進めていく、地域包括ケアシステムの実現に向けた手法。

地域包括支援センターとは

地域住民の心身の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を行うことにより、地域住民の保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的として、包括的支援事業等を地域において一体的に実施する役割を担う中核的機関として設置。

◯包括的支援事業

  1. 介護予防マネジメント
  2. 総合相談・支援
  3. 権利擁護
  4. 包括的・継続的ケアマネジメント支援

◯介護予防支援業務

指定介護予防支援事業所として、要支援者のケアマネジメントを実施

厚生労働省 地域包括支援センターの手引きより

第5回公認心理師試験に出題

地域包括ケアシステムについて、正しいものを2 つ選べ。

  1. 医療と介護の連携強化を図っている。
  2. 地域包括支援センターには、医師が常駐している。
  3. 利用者のケアが中心であり、権利擁護については取り扱わない。
  4. 地域ケア会議では、多職種が協働して個別事例の課題解決を図っている。
  5. 要介護者が介護施設に入所して、集団的ケアを受けることを目的としている。
解答
①、④

第1回公認心理師試験に出題

50歳の女性A、会社員。Aは不眠を主訴に病院に来院した。81歳の母親Bと二人暮らしである。Bは3年前にAlzheimer型認知症と診断され、要介護2で週3回デイサービスに通所していた。1ヶ月前から、Bは家を空けると泥棒が入り預金通帳を盗まれると言って自宅から出なくなった。さらに、不眠で夜間に徘徊し、自らオムツを外して室内を汚すようになった。Aは介護と見守りのためにほとんど眠れないという。

この時の病院の公認心理師がA及びBに助言する内容として、最も適切なものを1つ選べ。

  1. Aがカウンセリングを受ける。
  2. AがBと関わる時間を減らす。
  3. Aが地域活動支援センターに相談する。
  4. Aが介護支援専門員と共にBのケアプランを再検討する。
  5. Bが医療機関を受診し抗精神病薬による治療を受ける。
解答

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