第5回公認心理師試験111〜120

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問111  A. R. Jonsen が提唱する臨床倫理の四分割表の検討項目に該当しないものを 1 つ選べ。

  1. QOL
  2. 医学的適応
  3. 患者の意向
  4. 周囲の状況
  5. 個人情報の保護
解答

臨床倫理4分割法を参照。

問112  A. E. Ivey と M. Ivey のマイクロカウンセリングにおける「かかわり行動」の重要な4要素に該当しないものを 1 つ選べ。

  1. 声の調子
  2. 自己開示
  3. 言語的追従
  4. 視線の位置
  5. 身体的言語
解答

問113  生後1年目までにみられる社会情動的発達に関わる現象として、不適切なものを 1 つ選べ。

  1. 恥の表出
  2. 人見知り
  3. 怒りの表出
  4. 社会的参照
  5. 社会的微笑
解答

  1. 恥の表出は、Lewisらの研究によれば、子どもの恥の表出は、2〜3歳頃からと考えられている。
  2. 人見知りは、視力や記憶力、感情の発達がみられる生後6ヶ月頃から始まることが多い。
  3. 怒りの表出は、基本的感情である、「喜び」「悲しみ」「嫌悪」「怒り」「恐れ」「驚き」は、生後6ヶ月ごろまでにほぼ発達するとされている。
  4. 社会的参照を参照。曖昧な状況で養育者の表情を見てからその後の行動を開始するようになる。1歳前後から出現する。
  5. 社会的微笑は、人の顔を見ると笑顔を見せる。生後3ヵ月頃に現れるため、「3ヵ月微笑」とも言う。

問114  E. Kübler-Rossが提唱した死に対する心理的反応段階に含まれないものを 1 つ選べ。

  1. 怒り〈anger〉
  2. 否認〈denial〉
  3. 受容〈acceptance〉
  4. 離脱〈detachment〉
  5. 取り引き〈bargaining〉

問115  DSM- 5の躁病エピソードの症状として、不適切なものを 1 つ選べ。

  1. 離人感
  2. 観念奔逸
  3. 睡眠欲求の減少
  4. 目標指向性の活動の増加
  5. 自尊心の肥大、または誇大

問116  心理的な支援を行う際のインフォームド・コンセントの説明として、不適切なものを 1 つ選べ。

  1. リスクの説明を含む。
  2. 支援の経過に応じて常に行われる。
  3. 他の可能な支援方法の提示は控える。
  4. 文書だけではなく、口頭のみによる説明もある。
  5. クライエントだけではなく、代諾者に対しても行われる。

問117  スクールカウンセラーが児童生徒理解を進める上で、不適切なものを 1 つ選べ。

  1. 児童生徒に具体的な支援を行う前に詳細な心理検査を行う。
  2. 身体的、心理的及び社会的な側面からの理解を大切にする。
  3. 児童生徒の言動を批判したくなる場合でも、まずは共感的な態度で話を聴く。
  4. 作文や授業で制作した絵や造形物などの表現を通して児童生徒の理解に繋げる。
  5. 児童生徒の課題を深く理解するために、関係する教師が参加する事例検討会を開催する。
解答

サービス問題。

問118 障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律の説明として、 誤っているものを 1 つ選べ。

  1. 行政機関と事業者における障害を理由とする差別が禁止されている。
  2. 国と地方公共団体だけでなく、国民の責務についても定められている。
  3. 判断能力が不十分な障害者に対する後見開始の審判について定められている。
  4. 「障害者の権利に関する条約」の締結に向けた国内法制度の整備の一環として制定されている。
  5. 障害の有無によって分け隔てられることなく、共生社会の実現に資することを目的としている。
解答

障害者差別解消法を参照。

問119  高等学校でスクールカウンセラーがストレスマネジメントに関する心理教育の授業を行う場合の内容や方法として、不適切なものを 1 つ選べ。

  1. 筋弛緩法や呼吸法などの体験的な内容の導入は控える。
  2. 自分自身にあったコーピングを考えられるような内容にする。
  3. 自分自身の心身のストレス反応について理解できる内容を含める。
  4. 養護教諭や保健体育科の教師などと事前に打ち合わせて共同授業を行う。
  5. 進学や就職などの好ましい出来事であっても、それに伴う心身の変化に注意するよう助言する。
解答

サービス問題。

問120  公認心理師の行為のうち、登録が取り消される場合があるものを 1 つ選べ。

  1. 公認心理師としての資質の向上を怠った。
  2. 公認心理師の信用を傷つける行為をした。
  3. 高校生のカウンセリングを行うに当たって、担任教師と連携しなかった。
  4. クライエントの自殺を回避するために、面接で得た秘密を関係者に伝えた。

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