養護教諭の孤独感 非承認

学校の中で、一番スクールカウンセラーの立場に近い存在というと

養護教諭、つまり、保健室の先生ですね。

 

みなさんは、保健室をよく利用する方でしたか?

僕は、体調面のこと以外では、保健室にいったことがありません。

高校は、どこに保健室があるのかをあまり覚えていないくらいです。

 

けれど、スクールカウンセラーとして学校に入って、わかったことは

養護教諭がいかに重要な存在かということです。

子どもたちにとって、担任以外に、一番相談にいきやすい場所です。

それは、なんとなくわかると思いますが

 

実は、SCも、養護教諭がいなければ、連携も情報共有もできず

その学校で活動できることが、大幅に減ることになります

それは、教職員にとっても同じことです。

 

子どもたちを支える上で、最も中心的なキーパーソンなのです。

しかし、表舞台にはなかなか出てこないので、目立つことはなく

学級担任と比べ、認められる機会も少ないのです。

 

養護教諭の悩みに関する調査では、悩みは、大きく2つに分けることができる。

ひとつは、

①医学的な知識が不足している

②相談的対応の仕方がわからない

③救急処置技術が未熟である

④保健室登校の児童生徒の対応がわからない

⑤校外関係機関との連携がうまくできない

といった、養護教諭としての力量不足の悩みである。

この悩みは、初任者をはじめとする年齢や経験年数が若い養護教諭が持つ悩みであり

経験とともに、解消傾向にある。

 

もうひとつの悩みが

①養護教諭の位置付けが低い

②他の教職員に理解されていない

③保護者との連携がうまくできない

④孤独感がある

⑤教職員との連携がうまくできない

⑥専門的研修の機会がない

⑦やりがい意識は低下している

⑧身近に適切な指導者がいない

といった、養護教諭の孤立と非承認に関するものである。

これは、さきほどの悩みとは違い、経験年数に比例せず、

むしろ、経験を積んでいけばいくほど、蓄積されていく悩みといってよい。

いわば、養護教諭としての悩みの中核である。

 

この悩みは、スクールカウンセラーの悩みと通ずるところがある。

ここで、考えてもらいたいのは、SCは専門性のひとつに外部性というものを保持している。

つまり、学校現場以外の外からくる専門家だからこそ、相談できるということ。

孤立感や非承認は、その立場からいうと、前提なのである。

 

養護教諭に子どもが相談しやすい理由は、

まさに、養護教諭が、孤立しており、承認されていないからである。

その価値を忘れないでほしい。

 

 

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