田中ビネー式知能検査

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田中ビネー式知能検査とは

ビネー式検査をもとに、心理学者の田中寛一によって作られた知能検査。改訂されてきており、現行のものは田中ビネー知能検査V。田中ビネー知能検査Vでは、14歳以上の被験者には精神年齢を算出せず、偏差値知能指数だけを求めるようになっている。

適用範囲

2歳~成人

特徴

年少児・遅れの子供の発達状態をチェックできる。成人の問題は、13の下位検査で構成され、「流動性領域」「記憶領域」「論理推理領域」の4つに分類。
領域別DIQ、総合DIQも算出し、プロフィール等で各人の特徴もわかる。

第3回公認心理師試験に出題

問72 8歳の男児A、小学2年生。授業についていけないという保護者からの主訴で、児童精神科クリニックを受診した。家庭生活では問題なく、勉強も家で教えればできるとのことであった。田中ビネー検査ではIQ69、Vineland-Ⅱでは、各下位領域のⅴ評価は9~11であった。Aの評価として、最も適切なものを1つ選べ。

  1. 知的機能が低く、適応行動の評価点も低いため、知的能力障害の可能性が高い。
  2. 知的機能は低いが、適応行動の評価点は平均的であるため、知的能力障害の可能性は低い。
  3. 保護者によると、家庭生活では問題ないとのことであるが、授業についていけないため、学習障害の可能性が高い。
  4. 保護者によると、勉強も家で教えればできるとのことであるが、授業についていけないため、学校の教授法に問題がある可能性が高い。
解答

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