ADHDと自閉症スペクトラムの症状をまとめてみました。診断基準は、明確に違うのですが、症状としては似たようなあらわれかたをすることがあります。参考程度に。
ADHD | 自閉症スペクトラム | |
多動 | 基本症状の一つ | 場合による |
場面に関係なく、いつも動く | 誰にでも当てはまるが、やることやルールがわからないことが多いため、落ち着きがなくなる。また、常同行動がそう見える時がある。 | |
不注意 | 基本症状の一つ | 場合による |
一つのことに集中する時間が短い
注意力が分散しやすい |
自分が興味のないものには、無関心
または、過度の集中により周りが見えなくなる |
|
衝動性 | 基本症状の一つ | 場合による |
感情や欲求を抑えることができず、すぐにやりたい、手に入れたい。 | 待つことができない。状況を読めず、興味の偏りが強いので、唐突に動いているように見えることもある | |
言語 | 遅れはない | 遅れが見られることがある |
基本的に遅れはないが、早口で話す人がいる。 | 言語能力が高い人もいれば、低い人もいる。
相手に関係なく興味のあることを一方的に話し続けたり、おうむ返しをすることも。 |
|
対人関係 | トラブルが多い | コミュニケーション能力に課題 |
周囲の反感を買う行動からトラブルが起こりやすいが、基本的に対人関係は理解できる。 | 他人の気持ちやその場の雰囲気を掴むのが難しい。風変り、一方的に見える。関わりを持とうとしたがらない場合もある。 | |
こだわり | ない | ある |
自分の感情をコントロールできずに、何かに熱中しやすいことはある。ギャンブルやゲームなど、報酬がすぐ手に入るものに依存しやすい。 | 興味の幅が狭く、深い。特定の物、やり方、状態を常に維持しようとする。変更に対応できない。興味をもった物の情報や事実を集めるために膨大な時間を費やす | |
感覚 | ない | ある |
極端な感覚の過敏さ・鈍感さはない | 聴覚、視覚、触覚などで過敏さや鈍感さが見られる |
スポンサードリンク
コメントを残す