良い専門家を見つけるために アンチテーゼを求める

日本も、少しずつ専門家に相談するということが、当たり前になってきました。

少し前までは、日本人の間にあった、精神科医療受診への拒否感も

ここ最近は、本当に和らいできたと実感します。

 

スクールカウンセラーをしていても、5年前までは

なかなか医療機関や専門機関につなげることが難しく

保護者や学校に抵抗感があったのですが

 

親や先生の方から

「どこか良い病院紹介してください」ということが

本当に多くなりました。

 

アメリカでは、医師、弁護士、カウンセラーをつけるのは

成功者としてのステータスとかなんとか

 

実際のところはわかりませんが

日本より、それらの専門家に相談することは、抵抗感がないのは確かだと思います

 

それに近くなってきているのが、今の日本ですね

 

弁護士にしろ、医師にしろ、カウンセラーにしろ

どのような基準で選ぶかについては、

経験年数や事例数、知識量などがあると思いますが

 

特にカウンセラーについては、「相性」が大事だと思います

 

相談したいと思えるかどうか、その人のアドバイスを受け入れることができるかどうかは

カウンセラーの場合、とても大事でしょう

 

相性が悪くとも、手術の腕前がピカイチなら、文句もないでしょうし

いやー!なやつでも、負けなしの弁護士なら、文句もないでしょう。

 

しかし、カウンセラーは違います

心と心

言葉と言葉

感情と感情

思考と思考

 

それらが、まったくかみあわなかったら、相談したくないですよね

 

では、どのように選ぶか!

 

おすすめの方法は、「アンチテーゼを求める」ということ

医者になら、「薬って本当に必要ですか?」とか「この治療法のデメリットを教えてください」とか

弁護士になら、「自分の弁護について、本当の気持ちをいってください」とか「正直、弁護したくない時ってありませんか?」とか

カウンセラーになら「心の専門家は、本当に必要ですか?」「心理学ってどう思いますか?」

 

そういうことを聞いてみるといいです。

 

完全に持論ですが、良い専門家とは、「自らの専門性を自らで否定することができる人」

だと思います

 

その上で、その専門の上を歩いている

メリットもデメリットも日々抱えながら、それでも、その情報や行為を提供する

 

そんな人を僕なら信頼します

とにかく、アンチテーゼを聞いてみて

「うん、いいかな」と思えれば、頼ってもいいんじゃないですか

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