ヒューリスティックスとは
heuristic=発見的手法。必ずしも正しい答えではないが、経験や先入観によって直感的に、ある程度正解に近い答えを得ることができる思考法。もっと簡単にいうと、経験から判断すること。
結論に至るまでのスピーディーさがメリットとしてあげられるが、主観的経験によるので、偏りが生じやすい。これとは反対で、論理的プロセスで導くものは、アルゴリズムと呼ばれる。
様々なヒューリスティック
代表性ヒューリスティック
カーネマンとトヴェルスキーが考案したリンダ問題が有名。
「リンダは31歳。独身で非常に聡明。大学では哲学を専攻し、学生時代は人種差別や社会正義の問題に関心を持ち、反核デモに参加していた。」リンダの現在を推測する場合、可能性が高いのはどちらか。
- A:銀行員である。
- B:銀行員で、女性解放運動もしている。
普通に考えると、2つの条件があるBはAより確率が高くなることはないが、多くの人はBと回答する。このような現象を連言錯誤と呼ぶ。
利用可能性ヒューリスティック
係留と調整ヒューリスティック
第5回公認心理師試験に出題
ヒューリスティックスの説明として、適切なものを1つ選べ。
- いくつかの具体的事例から一般的、普遍的な法則性を結論として導く手続のことである。
- 外的な事象をもとに内的なモデルを構成し、その操作により事柄を理解する手続のことである。
- 一連の手順を正しく適用すれば、必ず正しい結果が得られることが保証されている手続のことである。
- 現在の状態と目標とする状態を比較し、その差異を最小化するような手段を選択していく手続のことである。
- しばしば経験から導かれ、必ずしも正しい結果に至ることは保証されていないが、適用が簡便な手続のことである。
解答
⑤
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