防衛機制

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逃避

自分の評価が下がりそうな予感がした時、不安を感じさせる状況から逃げ出し、それを避けて、安定を得ようとする働き。

  • 退避 : その場から去ることで、身を守り、安心感を得る。
  • 現実逃避 : 本来の事とは、直接関係のない別の行動に集中することで、不安を緩和・解消しようとする。
  • 空想逃避 : 行き詰っているときに自由な空想の中で代償的満足をえる。
  • 病気への逃避 : すでにひいている風邪をひどくみせることで適応が難しい状況を避ける。

抑圧

  • 苦痛な感情(不安)や欲動、記憶を意識から閉め出して認めないようにして、安定を得ようとする働き。
  • 強すぎると心が緊張してしまい、不安定になる。
  • “臭いものにフタ”のような働きであるが、くさいものがなくなるわけではない。

退行

その年相応の時点では解決しにくい場合、幼児的な発達段階まで逆戻りして、解決する働き。

投射

  • 自分の弱点を他人の中に見出すことや、自分の責任を他におしつけるといったようなことで、自分の抑圧された態度を認めることの不安を隠す働き。
  • 相手へ向かう感情や欲求を、他人が自分へ向けていると思う

同一視・取り入れ

  • 素敵な人の、周りからみて好ましい行動・態度を真似て、自分も素敵な人になったように感じる。相手にあやかる。
  • 相手を取り入れて自分と同一と思う。真似。

反動形成

  • 本心とウラハラなことを言ったり、したりする。
  • 抑圧するだけでは処理しがたい強力な嫌悪感や衝動を防衛するために、意識の上では正反対な傾向や態度を表す。

合理化

  • 自分が失敗をした時に、自分の評価を下げないように、もっともらしい理屈を後づけすること。
  • 負け惜しみ

知性化

感情や欲動を直接に意識化しないで、知的な認識や考えでコントロールする。

補償

劣等感を他の分野で補う。

昇華

反社会的な欲求や感情を、社会的に受け入れられる方向へ置きかえる。

置き換え・転移

  • 欲求が止められると、要求水準を下げて満足する(妥協)。
  • 特定の人へ向かう感情を、よく似た人へ向けかえる。

否認

自分の内面、環境についての現実を無視することにより意識にのぼらせないようにする働き

打ち消し

不安や罪悪感を別の行動や考えで打ち消す(復元)

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