投影法検査

SCT文章完成法(sentence completion test)

未完成の刺激文、「私は子どものころ・・・・・・・」等を示し、その文に続く文章を完成させることで人格を査定する検査。元々、H. Ebbinghaus が知能検査に不完全文章を使用したことが始まり。特定の人格理論には基づかない。

単独での使用よりも、ロールシャッハ・テストなどとテストバッテリーを組んで使用されることが多い。無意識の深層ではなく、比較的浅い前意識レベルを明らかにする。

  • 長所:特定の人格理論に基づかないため、実施が容易
  • 短所:解釈に主観が入りやすい

TAT(主題統覚検査)Thematic Apperception Test

作成者:Morgan,C.D.とMurray,H.A=空想研究の一方法 1935年 構成法投映法検査ある場面・状況を表している絵を被験者に見せ、それがどんな場面・状況を表しているかを問い、簡単な物語を作ってもらう。

ソンディ・テスト

実験衝動診断法、衝動テストとも呼ばれる。作成者:Szondi,L.選択法投影検査法。

運命分析学に基づく衝動診断用具としてはじまった。運命分析学とはソンディの創始した深層心理学説。5つの選択状況(愛情選択、友人選択、職業選択、疾病選択、死の選択)における選択言語を分析すること。

言語連想検査

Jung,C.G. Kent,G.H. Rosanoff,A.J.が主たる研究者。連想法投影法検査。測定したい内容と関連のある刺激語を用いて、その刺激語に対する反応をもとに、個人の心の深層にあるコンプレックスを明らかにすることを目的としている。

第5回公認心理師試験に出題

H. Ebbinghaus が文章完成法を開発した際に、測定しようとした対象として、最も適切なものを1つ選べ。

  1. 性格
  2. 病態
  3. 対人知覚
  4. 知的統合能力
  5. 欲求不満耐性
解答

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