古典的条件づけ(レスポンデント条件づけ)とは
パヴロフ(Pavlov,I.P.)は、犬に音を鳴らした後に、餌を与えることを繰り返すと、音を聞いただけで、唾液を分泌することを発見した。この学習過程を古典的条件づけという。
無条件反応 (UR;:Un conditioned Response)
餌に対して唾液を分泌する反応。
無条件刺激 (US: Un conditioned Stimulus)
無条件反応を起こす刺激。ここでいいう餌。
- 中性刺激
- 無条件反応を起こさない刺激。
無関連反応- 中性刺激によって起こる反応。
条件刺激 (CS:Conditioned Stimulus)
古典的条件づけに基づく刺激。例)学習成立後の犬に音を聞かせる。
条件反射 (CR: Conditioned Response)
古典的条件づけに基づく反応。例)学習成立後の犬が唾液を分泌する。
平成25年度精神保健福祉士国家試験に出題
レスポンデント(古典的)条件づけとオペラント(道具的)条件づけに関する次の記述のうち正しいものを1つ選びなさい。
1 . レモンを心の中でイメージしていると、次第に唾液が出てきた。これはオペラント条件づけである。
2 . 池のコイにエサを毎日与えていたら、池に近づいていくとコイが素早く寄ってくるようになった。これはレスポンデント条件づけである。
3 . イヌが前足を出そうとしたときに、その行動をほめていたら、「お手」をするようになった。これはオペラント条件づけである。◯
4 . プラナリアという原始的生物に、光を当てた後に電気ショックを与えていた。すると光を当てるだけで収縮するようになった。これはオペラント条件づけである。
5 . ボタンをつつくとエサの出る装置にハトを入れたら、ボタンを盛んにつつくようになった。これはレスポンデント条件づけである。
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