心理的危機対応プラン「PCOP」

学校現場で使える自殺予防教育で何かいいのないかなぁ?と迷われているそこのあなた。
今日はそんな皆さんにオススメのツールを紹介したいと思います。

心理的危機対応プラン「PCOP」とは

CBT(認知行動療法)をベースにした、短時間で実施可能で、専門家以外でも活用できる危機対応ツール

●作成者:荻上チキ 評論家、NPO 法人ストップいじめ!ナビ代表
増田 史 精神科医、NPO 法人ストップいじめ!ナビ特任研究員

●監修:伊藤絵美 臨床心理士、洗足ストレスコーピング・サポートオフィス所長
:松本俊彦 精神科医、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所・薬物依存研究部部長

A 警告サイン
B セルフマネジメントの方法
C 生きる理由
D サポーター
E 緊急連絡先

をあらかじめスマホやメモなどに記入しておき、時折リマインドして意識しておくことで、自殺を予防していくという仕組みになっている。

A 警告サイン

自分が危機状態であることを知るサインを、「心」「体」「状況」の3項目で、自分のサインを把握しておく。

  1. 心 : 「自罰的な考えが止まらないとき」「後悔する考えばかりが浮かぶとき」
  2. 体 : 「呼吸が苦しいとき」「自傷行為を行なったとき」
  3. 状況 : 「上司を見かけたとき」「パートナーと口論してしまった時」「眠れないとき」

などなど。

B セルフマネジメントの方法

自分のストレスを軽減する方法を書いておく。いくつもあると良いし、気軽にできるものから時間をかけてできることまで書いておけると、その状況に適したものが選べると思います。

C 生きる理由

これが、PCOPの特徴的な項目かと思います。ネガティヴなことに気をとられがちですが、危機状態では見えにくくなる、生きる理由について、あらかじめ平常時に意識的に書き出すことは大事ですね。

ひとまず死なないために、危機状態の自分にかけてあげることができる言葉を書いておくといいですね。

D サポーター

自分のことを支えてくれる人や動物、モノ、場所など、助けになることであれば何でも書いてみます。連絡ができる相手であれば、連絡先も書いておいてもいいですね。

危機状態の時は、自分の力だけではなかなか落ち着くことが難しいです。心にイメージするだけでサポートになる、亡くなった祖父母や大事な人とかでもいいかもしれません。

E 緊急連絡先

以下のような緊急連絡先をすぐ見れるように保村しておきましょう。本当に緊急の際には、110や119にかけても大丈夫です。サポーターとも重なっても大丈夫です。

  • こころの健康相談統一ダイヤル:0570-064-556 ( 相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なる )
  • よりそいホットライン:0120-279-338(24 時間対応)
  • いのちの電話:0570-783-556(午前 10 時~午後 10 時)
  • LINE 相談窓口「生きづらびっと」:ID 検索 @yorisoi-chat
  • LINE 相談窓口「こころのほっとチャット」:ID 検索 @kokorohotchat

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