不登校の登校刺激については、よく相談されます。
「登校をしぶりはじめた子どもに、登校刺激をしていいの!?」
これは、保護者だけでなく、教員(しかも管理職)からもよく受ける相談です。
それほど、現場も保護者も、迷っているんですね・・・
答えとしては、ほとんどの場合、「登校刺激はしてください」と答えます。
とくに小学校の低学年の場合は、強い登校刺激は必須です。
登校刺激をする理由には、大きく2種類あります。
①登校させるため
②理由を探るため(見立て)
一度も登校刺激せずに、
いきなり受け入れてしまう、保護者や先生が増えています。
不登校の子どもといっても、
100人いれば、100通りの背景があり
一概には言えませんが
だからこそ、まずは登校刺激をして、その反応をみせてほしいです
一度の登校刺激(先生が迎えにいくなど)で登校できる子も、
少なくありません。
しかし、登校刺激を控えた方が良いケースもあります。
ひとつは、いじめられている場合です。
実際は、いじめが原因で不登校になることは、それほど多くないですし
たとえ、いじめが原因であったとしても
不登校になったばかりの時に、原因がいじめであると
わかっているケースも多くありません。
しかし、いじめが原因の可能性が高い場合は、登校刺激はしてはいけません。
当たり前です。
もうひとつは、何らかの精神疾患が疑われる場合ですね。
これも、また多くはありませんが
精神疾患とまではいかずとも
身体的な症状が出ている場合なども、注意が必要です
そのあたりを見極めた上で、
基本は、「初期に登校刺激をしっかりする」です。
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