効果の法則

効果の法則とは

Thorndike,E.L.(ソーンダイク)が提唱した学習法則。
空腹のネコを実験で使い、中の仕掛けを操作すればドアが開き、外に出て、餌を食べられる問題箱を作成した。
ネコは試行錯誤で脱出に成功し、さらに試行を繰り返すと脱出までの時間が減少した。
この結果から、Thorndike,E.L.は試行錯誤学習は満足をもたらした反応(R)がその刺激状況(S)と結合する
SーRの連合学習で、効果の法則に従うと主張した。

①満足の法則

満足を伴う反応は、その刺激と強く連合し、より生じやすくなる。

②不満足の法則

不快を伴う反応は、その刺激との連合が弱まり、より生じにくくなる

③強度の法則

満足や不快の程度が高いほど連合の変化が大きくなる。

平成28年度臨床心理士資格試験に出題

次の心理学に関する用語とそれに関連する人物の組み合わせの中から、正しいものを一つ選びなさい。

a.効果の法則   Wundt,W.M.
b.無意味綴り   Thorndike,E.L.
c.洞察学習    Ebbinghaus,H.
d.認知地図    Tolman,E.C.
e.内観      Köhler,W.

正解は

a.効果の法則   Thorndike,E.L.
b.無意味綴り   Ebbinghaus,H.
c.洞察学習    Köhler,W.
d.認知地図    Tolman,E.C.
e.内観      Wundt,W.M.

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