神経性無食欲症

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神経性無食欲症とは

中枢性摂食異常症(摂食障害)として厚生労働省の特定疾患に指定され研究がすすめられている。食欲がないとは限らないため、神経性やせ症と呼ばれることもある。低体重、低栄養から様々な身体・心理症状が出てくる。食欲の問題だけではなく、ボディ・イメージの障害だと言われており、背景には自尊心の低さが見受けられることが多い。

入院治療

厚生労働省では、入院治療が必要な条件を掲げています。

  • 著明な、もしくは急激な体重減少が認められる
  • 外来治療努力にも関わらず体重増加がない、あるいは、むちゃ食い/嘔吐/下剤乱用が持続している
  • 重篤な身体合併症(低カリウム血症、心臓異常所見、糖尿病の合併)がある
  • 重篤な精神疾患の合併を伴っている(うつ病、強迫性障害、境界性人格障害、自傷行為など)
  • 治療環境として問題のある家族環境あるいは心理社会的に不適切な環境である

※精神科専門施設での入院治療が必要

DSM-5診断基準 神経性やせ症/神経性無食欲症

A. 必要量と比べてカロリー摂取を制限し、年齢、性別、成長曲線、身体的健康状態に対する有意に低い体重に至る。有意に低い体重とは、正常の下限を下回る体重で、子どもまたは青年の場合は、期待されている最低体重を下回ると定義される。

B.有意に低い体重であるにもかかわらず、体重増加または肥満になることに対する強い恐怖、または体重増加を妨げる持続した行動がある。

C.自分の体重または体型の体験の仕方における障害、自己評価に対する体重や体型の不相応な影響、または現在の低体重の深刻さに対する認識の持続的欠如。

軽度:BMI≧17kg/㎡
中等度:BMI16~16.99 kg/㎡
重度:BMI15~15.99 kg/㎡
最重度:BMI<15 kg/㎡

平成30年度公認心理師国家試験に出題

神経性無食欲症について、正しいものを1つ選べ。

  1. 経過中の死亡はまれである。
  2. 通常、心理療法によって十分な治療効果が得られる。
  3. 入院治療では、心理療法は可能な限り早期に開始する。
  4. 経管栄養で体重を増やせば、その後も維持されることが多い。
  5. 患者自身は体重低下に困っていないため、治療関係を築くことが難しい。◯

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