スクィグル法

スクィグル法とは

広くは描画法の一種だが、遊びの要素が強く、芸術療法よりも遊戯療法に近い。きわめて治療的な方法。別名「なぐり描き法」。

【なぐりがき法】

★スクリブル法 The Scribble Technique(ナウムブルグ:Naumberg,M.1966)

用意するもの:画用紙,サインペン,クレパス

施行法:クライエントに一筆がきの線を即興的に引いてもらい(なぐりがき)、それが「何に見えるか?」を尋ねる。クライエントが見えたものを説明してもらい、クレパスで彩色してもらい、絵に仕上げる。

特徴:スクリブル(なぐりがき、ぐるぐる描き)への投影を描画することで無意識のイメージを展開し表現を容易にする。完成した絵を題材にして連想を広げることも可能。

【MSSM法 Mutual Scribble Story Making】(山中,1984)

=交互なぐりがき(ぐるぐる描き)物語統合法

用意するもの:八つ切り画用紙,サインペン,クレパス

施行法:まずセラピストが枠付けし、クライエントが枠内を6~8コマに分割。じゃんけんで順番を決め、両者が交互に1コマずつスクィグル法に準じて描画。最後の1マスはクライエントが各コマの絵を全て使って物語を作り、記入する。

特徴:1枚を区切って使用。物語を作ることで、「投影したものを再び意識の糸で縫い合わせ」統合させる。

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