レジリエンス

レジリエンスとは

ラター(Rutter,M.,)が提唱。元は、物理学用語で弾力性という意味。心理学では、人間の内に存在する回復力をさし、ストレッサーにさらされて不適応状態になっても、そこから回復して行く力のこと。個人要因と環境要因がある。

個人要因

  • 回復力
  • 新奇性追求
  • 肯定的な未来志向
  • 感情調整
  • 自己志向性
  • 楽観性
  • 関係志向性
  • 自尊感情
  • 自己効力感

環境要因

  • 両親の協和
  • 安定した家庭環境
  • 安定した親子関係
  • 家庭外のサポート

など

第5回公認心理師試験に出題

深刻な逆境経験がありながらも、良好な心理社会的適応を遂げる過程を示す概念に該当するものを 1 つ選べ。

  1. ジョイニング
  2. レジリエンス
  3. エントレインメント
  4. ソーシャル・キャピタル
  5. ソーシャル・インクルージョン
解答

平成30年度公認心理師国家試験に出題

アウトリーチ(訪問支援)で行う家族へのケアにおいて、特に初期に活用できる概念として、最も適切なものを1つ選べ。

  1. ジョイニング◯
  2. レジリエンス
  3. リフレーミング
  4. マインドフルネス

平成25年度保育士試験に出題

次の文の(  )にあてはまる用語として、最も適切なものを一つ選びなさい。

今日においては、社会の急激な変化や大きな変化に適応でき、生涯にわたってたくましく生きるための力が重要である。したがって、困難な状況であっても、柔軟に対応しそれを乗り越えていく力、すなわち(  )を育むことも保育者に求められている。

 1 . センス・オブ・ワンダー
 2 . コンピテンス
 3 . レジリエンス◯
 4 . トレランス
 5 . アフォーダンス

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