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臨床心理士資格更新ポイント不足のレポート課題を晒す「特別課題編」

前回の続き。今回は特別課題編。

前回の記事

臨床心理士資格更新ポイント不足のレポート課題を晒す「課題①編」

特別課題:『今回の新型コロナウィルス感染症の拡大に伴って、あなたの心理臨床活動に影響を与えた自験例を挙げて、社会的な緊急事態における心理臨床活動に生ずる問題点、その解決方法等について具体的に述べてください』

現在、名古屋市の常勤スクールカウンセラーとして勤務している。名古屋市は、市内の中学校全てに、常勤のスクールカウンセラーが配置されている。今回、新型コロナウィルス感染症の拡大に伴って、全国の学校が休校になり、それに伴い職員も、週の半分は通常勤務、残り半分が在宅勤務という交代制勤務を強いられることとなった。

そのため、子どもたちの様子を把握することや支援が困難となり、特に虐待の恐れがある家庭や精神的に不安定な子どもについてのリスクが高まることとなった。日常の学校生活の観察や、保護者や本人との面接によるアセスメントなどが、突如できなくなったのである。

その代わりに、名古屋市が緊急的に導入したものが、「こころのチェックリスト」である。学校への出校日などを活用し、子どもたちに自信のストレスの度合いをチェックしてもらい、子どもたちの状態を把握していく。緊急性が高い子どもについては、感染症対策を十分に講じた上で、面接を行う。中には、自由記述欄に「死にたい」などの訴えを書く子どももおり、把握と対応に役立った。

他にも、電話での見守りや家庭訪問など、できる範囲の活動で、子どもたちの状況を把握することに努めたが、やはり十分には対応できなかったように思う。まさに、学校心理臨床機能が新型コロナウィルス感染症の拡大によりストップしてしまったと言わざるを得ない。想定されていなかった緊急事態ではあるが、今後同じようなことが起こった際には対応できるよう、体制整備を行っていかなければならない。

例えば、オンラインツールの積極的導入・活用などである。ようやく、学校現場にもタブレット端末などが導入され始めてきてはいるが、まだまだその活用は限定的である。今回、交代制勤務や休校の影響で、職員同士の情報共有や連携、子どもや保護者とのコミュニケーションが大幅に途絶えてしまった。家庭内のネット環境の把握及び緊急時の活用方法などを示しておくことができれば、家庭内の状況を把握でき、オンラインカウンセリングなども可能ではないかと考える。

スクールカウンセリングは、治療的な側面よりも、アセスメントや教員へのコンサルテーションや他機関へのリファーなどが期待される領域である。今回のような緊急事態下でも支援がストップしないように、オンラインツール等々を活用した柔軟な体制整備が必要である。(課題テーマを除いて、975文字)

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