前にあげた記事で、今回の更新ポイントが足りなかったことをお伝えしましたが、今回の特別措置により、レポート提出をした結果、無事更新されました。
前回の記事はこちら
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そこで、今回は、その際に提出したレポートを全文晒します。
今後、もし同じ運命の人(いないほうがいいですが)がいたら参考に(しないほうがいいですが)してみてください。
レポート課題は2つあったので、まずは課題①から。ちなみに課題2つで3時間くらいで見直しもせず完成させました。
課題①:『あなたが臨床心理士資格取得後に受けた研修のうち、それらがクライエントへの実践に還元された自験例を1例挙げ、その研修の心理臨床上の意義を具体的に述べなさい。』
学校現場に身を置いているものとしては、クライエントに還元された研修は、やはり「緊急支援」に関連するものが多い。緊急支援といっても多様な研修があるが、サイコロジカル・ファーストエイド、自死遺族支援、PTSD、自殺ハイリスク研修等々。それら全てが学校緊急支援につながるものではあるが、まとめて学校コミュニティへの緊急支援に関連する研修については、非常に役立った。
学校は、子どもの死(事故死や自殺)や教員の死、教員の不祥事、自然災害等により、危機状態に陥り、そのコミュニティを形成している構成員(子ども、保護者、教職員、地域)にリスクが生じる。そのリスクマネジメントを行い、学校の危機状態を支え、通常の学校機能を正常化していく活動が、緊急支援である。
防がなければいけない事態は多く、後追い自殺を筆頭に、子どもや教職員のメンタルヘルス不調、学校や教職員への不信感の増大による学校コミュニティの機能不全などが挙げられる。それを正常に戻していく支援は、多様な知識やスキルが求められる。個や集団に対してのアセスメント力、スクリーニング力、心理教育、教職員支援、PTAや保護者会の対応、マスコミ対応、地域対応、遺族対応等々。また、一人で全てを行うことはできないため、教育委員会や他のスクールカウンセラーやスーパーバイザー等と連携しながらの協働支援となるため、連携力やコーディネーター力も必須となる。
そのため、これらに関連する研修は、緊急支援においては全て役立つものであり、クライエント(子ども、保護者、教職員等)に還元される。これらの研修を受けていないものは、学校で危機が起こったとしても、何をしていいか、何をすべきか、何をするべきでないかがわからず、防げるはずであった二次被害、三次被害が起こったり、スクールカウンセラー自身も巻き込まれる可能性もある。支援する上でも、スクールカウンセラーの立ち位置や、当事者としてのメンタルヘルスを保つためにも、学校現場で働くスクールカウンセラーとしては緊急支援関連の研修は必須である。(課題テーマを除いて848文字)
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