とても刺激的な本でした。
ちんたらちんたらしている自分を見つけたときに、おすすめの本。
自分の人生にコミットしている人は、とても強く輝きているように見える。
中でも気に入ったのは、
宇田川さんの話。
「証券業という仕事においては、自分の力だけでは、どんなに努力してもたいした景色が見られないことがわかった。
数値でイメージするなら、一人で到達できるのは、1まで。でも、チームを育てて、みんなの力を掛け合わせていけば
1を、2にも10にも、100にもできる。俺は、1以上の世界を見たい」
対人援助職の人たちって、こういった向上心を持っている人って、
極端に少ない気がする。
一つは、誰からも好かれてサポートしてもらえる環境を作ること
二つ目は、自分のこと以上に周りに時間を使って、周りを強く育てることで、チームとして最強になる
ははー。
ある美容院の店長から聞いた話。
アメリカの美容業界では
- カット専門
- ヘアカラー専門
- パーマ専門
などなど、それぞれの工程に、それぞれのプロフェッショナルがいるそうな
日本のように、受付して、カウンセリングして、シャンプーして
カットして、カラーして、パーマして、シャンプーして、乾かす
こんなことを全部一人でやると聞くと
アメリカの美容師は、びっくり仰天。
この話を聞いて、なるほどなぁと思った。
日本人のチーム意識って
自分たちは、基本全部のこと知っているし、できる。
その上で分担しますか!
っていう感じなのかもしれない。
だから、他の人がやっている工程も、知っているし、口も出したくなる。
そして、リスペクトがなくなる。
「手伝ってもらわないと成り立たないというアメリカ」と
「自分で一人で完結しようと思ったらできるけど、正直しんどい日本」とじゃ
チーム意識は違うのは当然なのかもしれない。
重要なのは
「何を知っているか」
ではなく
「何を知らないか」
なのですね。
「知らない」「わからない」「教えて」「支えて」「手伝って」「一緒にやろう」
これらをチームビルディングワードと呼ぼう。
まず、周りの人を好きになることから、はじめよう
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