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家庭内暴力(Domestic Violence:DV)とは
定義「配偶者からの暴力」
- 「配偶者」には、婚姻の届出をしていないいわゆる「事実婚」を含みます。男性、女性の別を問いません。また、離婚後(事実上離婚したと同様の事情に入ることを含みます。)も引き続き暴力を受ける場合を含みます。
- 「暴力」は、身体に対する暴力又はこれに準ずる心身に有害な影響を及ぼす言動を指します。なお、保護命令に関する規定については、身体に対する暴力又は生命等に対する脅迫のみを対象としているほか、身体に対する暴力のみを対象としている規定もあります。
- 生活の本拠を共にする交際相手(婚姻関係における共同生活を営んでいない者を除きます。)からの暴力について、この法律を準用することとされています。また、生活の本拠を共にする交際をする関係を解消した後も引き続き暴力を受ける場合を含みます。
内閣府男女共同参画局HPより
夫婦間暴力(intimate partner violence :IPV)も、同義。
「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」とは
配偶者からの暴力に係る通報、相談、保護、自立支援等の体制を整備し、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護を図ることを目的とする法律です。
被害者が男性の場合もこの法律の対象となりますが、被害者は、多くの場合女性であることから、女性被害者に配慮した内容の前文が置かれています。内閣府男女共同参画局HPより
平成28年度臨床心理士資格試験に出題
家庭内暴力(DV)に関する記述の中から、正しいものの組み合わせを選ぶ問題。
A.配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(配偶者暴力防止法)は、生活の本拠を共にする交際関係を解消したあとでも適用される。◯
B.「保護命令」に関する規定については、心理的な苦痛をともなう言語的暴力も対象としている。×
C. DV被害にあった親子を支援するには、配偶者暴力相談支援センター、福祉事務所、警察、地方裁判所など多様な機関との連携が必要となる。◯
D.配偶者暴力防止法においては、女性の被害者をその対象としている。×
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