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アセスメントをするにあたって、そのケースに関する情報は重要ですよね。
しかし、学校はそれぞれの家庭や児童生徒に関しての情報を
事細かに把握しているわけではありません。また、人によってその情報量にもばらつきがあります。
病院では、初めからクライエントとして来院し、インテークをします。
しかし、学校ではそういうわけではなく、みんな普通の児童生徒として日々の生活を送り
その中で、問題が表面化した際に、カウンセリングを行います。
病院と比べると、学校における情報は流動的で、散在しています。
この部分が非常に重要で
ある程度他分野で経験を積んできた専門家が、学校に入ると
このことに抵抗感を覚えることがあるようです。
SCとして、多職種と関わることで見えてきました。
「情報を集めないと」
「情報が少なすぎる」
「なんで、みんな知らないのか」
という声を聞くことが多いです。
そして、先生や他職種と話している時に、やたらめったら質問しています。
「この子は何を望んでいるんですか?」
「先生としてはどう考えられているんですか?」
「これって、児相が関わるようなケースですけど、通告したことないんですか?」
「兄弟っていますか?何歳ですか?」
「父親って、どんな仕事しているんですか?」
そして、答えることができない先生。
こうやって、SCやSSWといった職種と、教職員の間に溝ができてくる。
わかります。
情報は必要です。
けれど、学校の情報の特徴は、
「流動的」「散在」です。
担任なら、担当なら全て知っていないといけないと思い
その前提で、質問をしまくると、知らぬ間に孤立してしまいます。
専門家なら、自分のコミュニケーション能力、社会性で情報を集め
限られた情報の中でも、アセスメントできる力が必要です。
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