前向健忘・逆向健忘とは
前向健忘
- 記銘ができなくなる健忘。新しい物事を覚えることができなくなってしまう状態。
逆向健忘
- 記憶を呼び出す想起の障害。ある地点から遡っての記憶が引き出せない状態。
平成29年度精神保健福祉士国家試験に出題
患者の訴えと精神症状に関する次の記述のうち,正しいものを 2 つ選びなさい。
1 「ある時点から後のことを思い出せない」との訴えは,前向健忘である。◯
2 「壁に掛けた着物が人間に見える」との訴えは,幻覚である。
3 「頭の中に他人の考えを吹き込まれる」との訴えは,考想伝播である。
4 「不合理とは考えるが,否定すると不安になる」との訴えは,強迫観念である。◯
5 「人前では手が震えて字が書けなくなる」との訴えは,精神運動制止である。
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