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共同注意
ジョイント・アテンションとも呼ばれる。生後9ヶ月ごろから出現。他者と注意の対象を共同すること。
視線追従
大人が見ているものを、乳児も見る
指差し行動
乳児が見ているものを指差す
社会的参照
1歳前後の子どもが、どう行動すべきかについて、大人の感情的サインから読み取ろうとすること。
認知的制約
E.M.マークマンが、1989年に『制約論』で提唱。言語と対象の意味の結びつきを理解する学習プロセスには、以下の3つの制約があると言った。その制約があるからこそ、言語学習が効率的に促進されるとした。
事物全体制約(whole object constraint)
母親が犬を指して、「あれが犬よ」と教えられた時、その言葉は「犬の全体」を示すという制約。事物の事細かな部分に制約がかけられることによって、言語学習が促進される。
事物分類制約(taxonomic constraint)
母親が犬を指して、「あれが犬よ」と教えられた時、それがチワワでもプードルでも、「犬」というカテゴリー示すいう制約。その犬が走ってたり、止まっていたり、犬種が違っていたりしても、カテゴリ分けされることにより、あれは犬か?違うのか?ということについて悩む必要がなくなる。
相互排他性(mutual exclusivity)
一つの事物には同一カテゴリーに属する名称しかつかないという制約。「犬」は「犬カテゴリに属するので、猫やライオンなどとは呼ばないが、チワワやプードルとは呼ぶことはできる。カテゴリーの分類整理と諸概念について明確に理解できる。
平成23年度保育士試験に出題
【I群】
A 共同注意(ジョイント・アテンション)
B 社会的参照
C 心の理論
D 自尊心
【II群】
ア 行動の達成の成功や失敗の原因を推論する過程。
イ 自分自身を基本的に価値あるものとする全般的な評価。
ウ 1歳前後の子どもが、どう行動すべきかについて、大人の感情的サインから読み取ろうとすること。
エ 視線や指さしについて、何を見たり、何を指しているかを相互了解すること。
オ 他者の内面において、自分の知っていることと異なる信念があるとわかること。