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中途障害者の障害受容

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価値転換理論

T. Dembo と B. Wrightが提唱した理論。障害は不便かつ制約的なものでありながらも、自分の全体の価値を低下させるものではないと認識することした。

中途障害者の障害受容過程

  1. ショック期
    受傷してすぐの段階で、現実を実感することが難しく、何も考えられない。
  2. 否認期
    自分に障害が残ることを認めていない。
  3. 混乱期
    徐々に受け止めながらも、他人に感情をぶつける。抑うつ反応、自殺念慮。
  4. 努力期
    自ら努力することが必要と気づきはじめる。
  5. 受容期
    障害を受け止めていく。

第5回公認心理師試験に出題

T. Dembo と B. Wrightらが提唱した障害受容の理論に関する説明として、正しいものを 1 つ選べ。

  1. 価値範囲を縮小する。
  2. 相対的価値を重視する。
  3. 失われた能力の回復を重視する。
  4. 精神障害の病識研究を端緒とする。
  5. 障害に起因する波及効果を抑制する。
解答

平成30年度公認心理師国家試験に出題

中途障害者の障害受容について、正しいものを1つ選べ。

  1. 他責を示すことはない。
  2. 一旦前進し始めると、後退することはない。
  3. 他者や一般的な価値と比較して自分を評価することが必要である。
  4. 障害によって自分の価値全体を劣等だと認知することが必要である。
  5. ショック期の次の期では、障害を認めつつも、一方で回復を期待した言動がしばしばみられる。◯

平成29年度介護福祉士国家試験に出題

障害受容過程の「ショック期」に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。

  1. 現実を実感することが難しい。◯
  2. 抑うつ反応を示す。
  3. 自らの努力が必要だと気づく。
  4. 他人に感情をぶつける。
  5. 障害を受け止めることができる。
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