子どもに、堂々と性に関する話をすることや、性教育をすることは勇気と知識がいります。
以下のチェックリストは、その準備ができているかどうかを確認できるチェックリストです。
「支援者」としていますが、「保護者」でも「教員」でも
自分の立場にあった役割に置き換えてみてください。
全てにチエックが入ることは難しいと思いますが
意識できるようになっていければいいですね。
子どもに性教育をする支援者のためのチェックリスト
⬜1. 自分の性的指向を知っている(そのことで、罪悪感を持ったりしていない)
⬜2. 子どもの性的な悩み、疑問に援助したいという姿勢を見せることができる。子どもの性的指向を受け入れられる。
⬜3. 性教育は、人の尊厳を守るための知識であるので、羞恥心なく肯定的に伝えられる。
⬜4. 性の科学的な知識を大人と子どもとで共有できる。
⬜5. 男らしさ女らしさにこだわらない声かけをしている。
⬜6. 性別は男と女だけで分けられない場合があると知っている。
⬜7. 支援者が子どもにとって気になる異性の存在(刺激)にならない配慮をしている。服装などに十分な注意
を払っている。
⬜8. 死角はいつでもどこでもできると認識し、子どもがどこで何をしているのか常に把握できている。
⬜9. 勝手に他人の部屋(個室)に出入りしている子どもを止めている。
⬜10. 子どもの年齢・性別・発達を考慮した上で、きれいに身体を洗うことを促している。自分で洗うべき
プライベートパーツを教えている。
⬜11. 幼児の頃から身体の細部の名称を教えている。
⬜12. 子どもからの声に出せないサイン(性被害にあっている等)や言動の変化(性器いじり)を受け止めようとしている。
⬜13. 子ども同士の力関係を理解し介入している。
⬜14. 子ども同士だけで入浴することを止めている。
⬜15. 中高生のマスターベーションを肯定的に受け止めている。そのマナーについて教えている。
⬜16. 子どもに、個でいられる力をつけることをよしとしている(常に集団行動を強制しない)
⬜17. 大人も子どもの境界内(身体と心)にむやみに配慮のない侵入をしないよう努力をしないよう努力をしている
(部屋に入る時はノックする・布団を勝手にめくらない・子どもの身体にむやみに触れない等)
また、子ども同士距離がとれるように支援している。
⬜18. 施設で、男子同士の性被害の方が異性間の性被害より多いという事を知っている。
⬜19. 身体接触に頼らないケア技術を用いている。
⬜20. 子ども達だけでテレビをむやみに見せる事をしない等、メディア・リテラシーを獲得するための支援が行われている。
⬜21. 中高生に幼児や低学年の子どもの世話を頼んでいない。
⬜22. レイプ被害や妊娠リスク発生時に、中容量ピルの処方など、対応を信頼できる婦人科医を知っている。
⬜23. 性被害にあった子どもに対して嫌悪感を持たない。その子にも非がある等と責めない。
⬜24. 加害行為を行った子に対して嫌悪感を持たない。被害者であったかもしれないという視点をもつことができる。
これからも支援をしていこうとする姿勢を持っている。
⬜25. 年齢にあった様々な性教育の本(性の絵本)が施設内に適切に用意されており、子ども達が読める、
あるいは支援者が適切なコメントと共に、読んであげられる工夫がなされている。
⬜26. 性被害・加害から子どもを守らなくてはならないと支援者同士、常に確認しあっている。
⬜27. 大人と子どもの関係より子ども間の関係の方が強いという状況が生じていない。
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