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教育相談等に関する調査研究協力者会議
上記の協力者会議は、以下のような機関、
文部科学省初等中等教育局長の諮問機関として、平成27年12月に 発足し、子供たちの悩みや不安を受け止める相談体制の充実を図る観点から、(1)教育相談体制の今後の方向性について、(2)スクールカウンセラー(以下「SC」という。)及び スクールソーシャルワーカー(以下「SSW」という。)の役割の明確化について、(3) 教育相談体制の充実のための連携の在り方について、調査研究を行う役割を与えられた。
今回、
の中で、より明確なSC、SSWの職務内容や求められる資質、ガイドラインをはじめて作り、
公開しました。
少しずつ、各都道府県や県の臨床心理士会、地方自治体が
それに沿ったガイドラインを作成しはじめています。
様々な能力が求められるようになっていますが、
スーパーマンか!!笑
というくらい、様々な資質が求められています(文部科学省が示している資質は表面的)
スーパーマンカウンセラー、略してSC
そして、求められている能力に対して、育てようとする姿勢は全然見受けられず
自助努力で、奇跡のスーパーマンになれた一部のSCが、各地のスーパーバイザーとして
こき使われるという現実。
それほどの資質がないのにも関わらず、
求められ、頼られ、結果現場が混乱してしまうという現実。
今回は、職務と能力の部分だけみていきたいと思います。
SCの職務
SCは、心理に関する高度な専門的知見を有する者として、不登校、いじめや暴力行為等問題行動、子供の貧困、虐待等の未然防止、早期発見のため、また、不登校、いじめや暴力行為等問題行動、子供の貧困、虐待を学校として認知した場合や自然災害、突発的な事件・事故が発生した場合において、様々な技法を駆使して児童生徒、その保護者、教職員に対して、カウンセリング、情報収集・見立て(アセスメント)や助言・援助(コンサルテーション)、全ての児童生徒が学校生活を安心して送ることができる環境 作り等を行う。
まぁ、つまりあらゆる問題に対応せよ!
ってことですよね。
教職員にも、同じような職務は求められると思うのですが
大きな違いは、研修制度と職務遂行システム。
このどちらも、SC自身が機会をつくっていかなければなりません。
管理職や担任と、コツコツとコミュニケーションという営業を重ね
SC以前の、人格を受け入れてもらうところからはじめます。
「このSCは、何ができて、何ができないのか」
それをいつか判断されることになります。
それによって、上記の職務のどの部分を任されるかが決まっていきます。
5年前と比べても、かなり学校現場には認知されてきていますが
受け入れがいいのと、SCがその期待に応えることができるかも、また別の話です。
担任が仕事ができないとなると、周りにも影響が出てくるので
学校もフォローをしていきますが
SCは、使えないと思われたら、使わなければいい話。
職務も大事ですが、研修制度が大事ですね。
学校によってバラツキがあるSCの動きやすさ(職務遂行システム)
も問題です。
「学校によって、動きやすさにバラツキあるよね〜〜」
というあるあるは、そろそろやめないと。
求められる能力及び資格
求められる能力としては、学校に適した心理学的な技法を開発する能力、心理・健康的側面の査定能力、カウンセリング面接やグループ面接等への種々の技法を用いた対処能力、教員への心理学的見地からの助言に加え学校組織への支援を行う心理学的援助能力、心の健康活動(ストレスマネジメントや対人関係訓練等)の企画立案能力が求められる。
また、心理と学校教育両方の知識を有し、教職員及び関係機関と連携・協働しながら教育相談を実施する能力も必要である。
SCに必要な資格としては、心理の国家資格である公認心理師が挙げられるが、公認心理師は、現時点において、その養成カリキュラムが決定していないことから、今後、 国においてそのカリキュラム内容を確認し、また、これまでSCとして担ってきた臨床心理士等の実績等を踏まえた上で、ふさわしい資格を判断すべきである。
ひぃ。笑
心理、心理と書いてありますが…その背景には、様々な能力が必要ですよね。
・あらゆる世代とのコミュニケーション能力
小学生、中学生、高校生、父親、母親、若手教員、ベテラン教員、管理職
その他関係機関とも、話をしていかなければなりません。
・営業力
・プレゼンテーション能力
・人間性、常識、マナー
これらがないと、心理学の力を発揮する機会を獲得することができません。
そして、心理学や隣接諸学知識
最終的には、学校組織・運営に関わる助言まで求められるようになります。
正直言って、すべてのSCが、スーパマンカウンセラーになるのって難しいと思うんですよね。
だったら、やっぱりチーム制と役割分担ですよね。
それぞれのSCがどんな得意分野があり、性別、相性、見た目など
それらを総合的にとらえ、チームとして動き適材適所に動いていく。
例えば、10人のSCで10校を受け持ち
それぞれの学校組織や状態をアセスメント。
授業がうまいものもいれば、カウンセリングしかできないものもいる。
カウンセリングでも、家庭訪問が得意な人もいれば
プレイセラピーが得意な人もいる。
それでいいじゃん。極めて補う。
それが自分の中の理想的なスクールカウンセラーの未来像です。
色んなことを求められて、しんどくなって「適正がない」
と思うのは、違う。
オリエンテーションうんぬんではなく、
どんなカウンセラーになりたくて
どんなことに向いているのかが大事
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