以下は、2022年1月の記事。
この記事をみて、「え、いまだにそんなSCいる!?」って思いました。
自分の周りにはあまりいないような…。
アドバイスできない、しないSCは正直学校では役に立たないと思います。
よっぽど、カウンセリングの質が良く、本人の問題を解決していくような力があれば別ですが…
そもそも、背景には心理の問題だけではなく、環境因などもあることが多いので、具体的な対応策などをアドバイスしたり、
教員と一緒に動いたり、場合によっては役所に相談しないといけないことも多々あるので、
今のSCには、ソーシャルワークの力も求められているんですよね。
ただ、そういったアドバイスをしないSCの心情もわからんではないです。
そもそも、非常勤という仕組みにおいて、上記のような動きをとることが難しいんですよね。
週に1回、酷ければ月に1回の勤務しかない学校もまだまだあります
(それで国が全校配置と言っているのもどうかと思いますが)
その限られた勤務回数で、地域や学校をアセスメントし、社会資源を把握、活用できる状態で保護者や子どもと面接をし、
有効な方針をたて、必要なアドバイスをするってことは、なかなか無茶なんですよね。月1回だと年間12回ですからね。
諸事情により、頻繁に勤務校がかわることも少なくないですからね。
なので、非常勤SCの場合、本人や保護者、家庭に焦点をあて、内省を促していくということに特化していくわけです。
いや、むしろ外部から来て、悩み事聞いてくれて、持ち帰ってくれる、学校とは分離した存在としてはじまったのが、SCなんですよね。
なので古いと言ったら古いし、今の時代にあっていないと言えばその通りで。
けれど、システム的に勤務形態などかわっていない自治体はまだまだあって、
文部科学省がだしているガイドライン通りに、すすめたいのであれば、ガイドラインだけではなく、
システムを見直す予算を出せない自治体には、積極的に予算を投入していかなければかわらないですよって話。
けど、正直役に立たないSCはいっぱいいます。笑
常勤にしろ、非常勤にしろ
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