P-Fスタディ(Picture-Frustration)とは
作成者:Rosenzweig,S.(ローゼンツァイク) 完成法投映検査。
TATや言語連想検査などを参考にしてつくられている。
フラストレーション(欲求不満)が喚起される場面24枚がイラストで示され、被験者は空白の吹き出しが描かれている人物に同一視し、その状況を自分が経験したらどのように発言するかを想定し、吹き出し中に記入する。
自我阻害場面と超自我阻害場面に大別。
アグレッションの方向 他責的・自責的・無責的
アグレッションの型 障害優位型・自我防衛型・要求固執型
3×3=9つに分類(変型他罰反応、変型自罰反応をふくめると11)
アグレッションの型 | ||||
障害優位型 | 自我防衛型 | 要求固執型 | ||
アグレッション
の方向 |
他責的 | 他責逡巡反応 | 他罰反応 | 他責固執反応 |
自責的 | 自責逡巡反応 | 自罰反応 | 自責固執反応 | |
無責的 | 無責逡巡反応 | 無罰反応 | 無責固執反応 |
平成27年度臨床心理士資格試験に出題
正しいものの組み合わせを選ぶ問題。
A. PーFスタディは、Murray,H.Aによって作られた投影法の心理検査である。×
B. PーFスタディを実施することで、日常の欲求不満場面での失望や落胆、怒りなどの向け方や対処の仕方のパターンを見出すことができる。◯
C. PーFスタディは、未完成の刺激文が提示され、その後を連想して完成させる検査である。×
D.GCRは集団一致度と呼ばれ、ロールシャッハ・テストの平凡反応に対応する。◯
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