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低出生体重児

低出生体重児とは

低出生体重児 保健指導マニュアルが厚生労働省から出ているため、参照するとよい。

母子保健法第 6 条で、「未熟児とは、身体の発育が未熟のまま出生した乳幼児であって、正常児が出生時に有する諸機能を得るに至るまでのものをいう」 とされている。 現在は体重 2500g 未満を低出生体重児と呼んでいる。出生数に占める低出生体重児の割合は、2005年頃からは 9%台中盤で横ばいが続いている。低出生体重児は、一般的に新生児集中治療室〈NICU〉などにおける医療ケアを要する。新生児の体温管理は、新生児医療の重要な一つであり、 早産児は体温調節機能が未熟であるため、容易に低体温をきたす。

出生時体重範囲 呼称
4000g以上 高出生体重児
2500g以上 4000g未満 正出生体重児
2500g未満 低出生体重児
1500g未満 極低出生体重児
1000g未満 超低出生体重児

低出生体重児の出生原因

背景要因は様々で、早産になる原因としては母体側と子ども側のそれぞれに以下のようなものがある。

母体側

  • 妊娠高血圧症候群、常位胎盤早期剥離、子宮頸管無力症、前置胎盤、 絨毛膜羊膜炎のような母体の感染などがある場合
  • 生活習慣に問題がある場合

子ども側

  • 双胎や多胎妊娠では子宮が大きくなるので早産になる場合
  • 羊水過多症、 羊水過 少症、 胎児発育不全、 子どもの疾病などで、 早く出産し治療し たほうが良い場合

第5回公認心理師試験に出題

低出生体重児及びその発達に関する説明として、不適切なものを 1 つ選べ。

  1. 低出生体重児は、高体温症になりやすい。
  2. 低出生体重児は、単胎児よりも多胎児により多い傾向がある。
  3. 極低出生体重児は、運動障害や知的障害などの合併症の頻度が高い。
  4. 日本における低出生体重児の出生比率は、2005 年以降 9 ~ 10 % である。
  5. 低出生体重児は、一般的に新生児集中治療室〈NICU〉などにおける医療ケアを要する。
解答
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