心理学者のセリグマンらが行った実験は、予告信号のあとに床から電気ショックを犬に与えるというもの。
部屋は壁で仕切られており、壁を飛び越せば電気ショックを回避できる。
また、前段階として二つの集団を用意した。
一つは、電気ショックを回避できない状況下におかれた犬と、もう一つは足でパネルを押すことで電気ショックを終了させられる状況を経験した犬である。
実験ではその二つの集団に加え、なにもしていない犬の集団で行った。
実験の結果、前段階において電気ショックを回避できない犬は、その他の集団に比べ回避に失敗した。ショックと自分の行動が無関係であると学習しそれを認知した為、実験で回避できる状況となった場合でも何もしなくなってしまった。
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