スクールカウンセラーが勤務初日に、学校を訪問するとき
または、他校からの依頼があり、訪問をする時
最初に通される場所は「校長室」です。
一般企業の応接室とは違い
学校の校長室は、応接室とセットになっていることが多く、少し勝手が違います。
また、スクールカウンセラーは、営業マンではないので
常に下座を意識すればよいというわけでもないです。
そこで、学校訪問する際に、校長室を通された時
どこに座ればよいかについて書きたいと思います。
長椅子か肘掛け椅子か
一見、肘掛け椅子のほうが、贅沢なように見えるので、上座と思われることが多いですが
実は違います。
諸説ありますが、長椅子は貴族など、偉い方が一人で寝そべることができるように作られており
従者は、指示があればすぐに肘掛けを使い、すぐに立つことができるように
肘掛け椅子を使っていたと言います。
椅子の順番でいうと、
- 長椅子
- 一人用の肘掛け椅子
- 背もたれつきの椅子
- 背もたれのない椅子
ですね。応接室だけではなく
相談室でも、カウンセラーが長椅子に座ることのないように、注意してください。
また、クライエントには、危険な人もいるので
密室の中、すぐに立ち上がることができるという意味でも
肘掛け椅子に座る方がいいですね。
応接室での席次
一般的な応接室だと、こういう形になっていると思います。
このような形の場合は、図のような番号順になっています、
ドア付近は出入りが多く、埃が立ちやすいなどの理由で下座です。
これは、応接室なので、こういった席次ですが
会議室などの場合は、①と②が入れ替わることもあります。
一人の場合は、①ではなく、まず③を意識することが大事。
校長先生が、④に座られた場合は、⑤に教頭や教務主任が座ると思うので、対面する①に座る。
など、臨機応変に。
複数で来た場合は、
年齢や役割で、座る位置を決めますが、学校の場合、応接室で会議することもよくあるので
その時は、メインで話す人が、真ん中に座るのがいいでしょう。
校長室兼応接室の場合
学校は、こちらの場合が多いです。
普通は、奥が上座になりますが
奥に校長先生のデスクがある場合は、事情がかわります。
校長先生が作業するエリアを「執務スペース」と言います。
執務スペースの前が、下座になります。
相談室のレイアウトにも、参考にしてください。
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