今日は大事な仲間の掛井一徳さんを紹介します。
今は、同じ職場の仕事仲間として、常勤のスクールカウンセラーをしているのですが
公務員や常勤、組織という枠組みには、おさまりきらない(笑)とても貴重で有能なカウンセラーです。
プライベートも破天荒ですが、そういった方がカウンセラーモードになるときほど
心強いことはない
カウンセラー選びで困った時は、
まじめなカウンセラーよりも、
人生経験豊富で、様々な意味で振れ幅が大きいカウンセラーを選ぶことをおすすめします
掛井さんは、まさにそんな方です。
掛井一徳さんとは
臨床心理士。
1973年生まれ。天理大学では合気道に、静岡大学大学院では不登校のキャンプに熱中。山梨県での精神科病院での勤務を経て、かけい臨床心理相談室を開室し、同時にスクールカウンセラーとしても活動を始める。東日本大震災では石巻ボランティアセンターで活動、また国際医療NGOの現地スタッフとして南三陸町でコミュニティーカフェの運営に携わる。東北と山梨を繋ぐ音楽イベント「君の街へ」を開催し、個の支援からコミュニティーの支援に重心を移していく。福島で被災した子どもたちのトラウマケアを目的とした「みどりの東北元気キャンプ」に心理スタッフとして参加し、子どもが自らの選択で主体性を積み上げ、回復していく過程に注目、子どもの今の葛藤を認め、コミュニティー全体で支えていくアプローチを行っている。また洋上学校グローバルスクールのカウンセラーとして地球一周の船旅をした他、ブータンやラオス、タイ、カンボジアへの滞在や、ネイティブアメリカンとの交流など、異文化とのやり取りの中で独自の臨床スタイルを構築している。
学生時代は合気道と不登校のキャンプに熱中。卒業後、精神科病院での勤務を経て、スクールカウンセラーとしての活動を始める。東日本大震災では石巻ボランティアセンターで活動、また国際医療NGOの現地スタッフとして南三陸町でコミュニティーカフェの運営に携わる中で、個の支援からコミュニティーの支援に重心を移していく。また、福島で被災した子どもたちのトラウマケアを目的とした「みどりの東北元気キャンプ」に心理スタッフとして参加し、子どもが葛藤の中、自らの選択で主体性を積み上げ、回復していく過程に注目。学校や家庭での心理的支援に応用。コミュニティー支援の発想にのっとった独自の学校での臨床スタイルを模索している。
その掛井さんが、TEDxNagoyaUで、スピーチされた
「心の成長の秘密~葛藤を支える心の器」を紹介したいと思います。
心の成長の秘密~葛藤を支える心の器
思い出<自分で選んだ体験
思い出より、自分で選んだ体験をさせることが大事だと掛井さんはいいます。
「人生の中で、自分で自分の決断をしていいんだ」
ということを実感する体験
そして、その体験を用意することが、大人のできること。
これは、あたりまえのようで、物凄く重要な視点。
「ちくしょう!」「こんにゃろ!」「くやしい!」
こういった言葉、本当に聞かなくなりました
子どもだけでなく、大人からも。
自分の意思や葛藤、努力がないとこういった言葉は出てこないですよね。
心の成長は、主体性をもった決断からうまれる
その考えに深く共感します
negative capability=曖昧な状況に耐える力
決断には、葛藤があり、葛藤があるから決断がある
その葛藤の邪魔をしてはいけない
大事な決断というご褒美を横取りしてはいけない
子どもの心の器は小さく、すぐに溢れるから
溢れないように、色々手をかけてしまいます。
養育者は、升にならないといけない。
溢れないようにするのではなく、それ以上の器=升となって
子どもを支える。
いつ溢れるかわからないような、危うさ、曖昧さの中で見守ることって
とっても辛い。簡単じゃない。
だから、親も大変。けれど、だからこそ、その姿勢は子どもに伝わる。
升でしっかり受け止めてくれるという安心感ですね。
あなたが生きているだけで、わたしは嬉しい
そう言える器に自分もなりたい