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スクールカウンセラーは、基本的には非常勤が多い。
病院や他機関で働きつつ、週に何度かSCをしている。
SCだけをメインでやっている人は、少ない
それは、雇用の不安定さや、都市部などでは、SCの希望者が多いため
それだけでは十分な生活費を稼げないという理由もある。
そのため、SCは、SCのスペシャリストが育ちにくく
そして定着しにくい。
優秀なSCは、何年かした後に、やめて、違う道にすすむか
教育委員会や各県の心理士会に抱えられ、スーパーヴァイザーとなっていくか。
なかなか、プロのSCが育っていないというのが、全国的な課題といえる
最近は、常勤型のSCを配置する動きが出てきている。
その中で、別の課題がでてくる。
心理士の性格特徴として
基本的には、受け身の人が多く、単独での仕事に慣れている人が多い
非常勤のSCの場合、個に対して働きかけることが多く
業務の大半が「カウンセリング」にあてられることが多かった。
しかし、常勤型になると、
個へのアプローチよりも集団へのアプローチが多くなってくる
発揮する能力も、違ってくるのは、当たり前である。
カウンセリングはもちろんのこと
保護者向けの講演や、児童生徒に対しての授業
教職員の研修、他機関との連携、SCや他職種とのチーム協働
といった能力が求められていく
非常勤SCが、必ずしも常勤SCの能力を有しているというわけではない(というより多くの場合、有していない)
しかし、現状は非常勤SCの経験者を採用することが多い
これからは、非常勤SCと常勤SCの共存が予想されるため
それぞれの研修・養成プログラムが必要となってくる。
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