I. D. Yalomの集団療法とは
I. D. Yalom(ヤーロム)は集団精神療法の理論的基礎を築いたアメリカの精神科医。集団療法が与える11の治療的因子をあげている。
- 希望をもたらすこと
- 普遍性
- 情報の伝達
- 愛他主義
- 初期の家族関係の修正的繰り返し
- 社会適応技術の発達
- 模倣行動
- 対人学習
- グループの凝集性
- カタルシス
- 実存的因子
第5回公認心理師試験に出題
問140 公認心理師 A。台風の被害が出たため、災害派遣チームの一員として避難所を訪れ、心理教育を目的に講習会を開くことになった。A は、被災によるストレスについて講義をした後、一部の参加者が残って自発的な話し合いをもった。ある人が、「洪水で流された家があるが、 自分の家は浸水もしなかった。申し訳ない」と涙ながらに語った。別の人は、「自分の家は浸水したが、家族は無事だった。家族に不明者がいるという話を聞くたびに、自分も罪の意識を感じる」と語った。二人の発言を、皆はうなずきながら聞いていた。 ここで生じているコミュニケーションについて、I. D. Yalomの集団療法の概念として、適切なものを 1 つ選べ。
- 普遍性
- 愛他主義
- カタルシス
- 情報の伝達
- 希望をもたらすこと
解答
①
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