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著書「実践!フィードバック」が学校現場でも使える

はじめてのリーダーのための実践!フィードバック
耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す「全技術」

目次

第1章と第2章を読むだけでも、かなり役に立つと思います。

というか、そこだけ読むつもりで読み、余力があったり、自分の置かれている状況に似ているケースなどがあれば

第3章以降の具体例に進むといいと思います。

会社だけでなく、学校現場でも役に立つ

会社のマネジャーと部下について書かれているのですが

学校の、校長と教頭・教務主任、管理職と教員、学年主任と教員、教員と児童生徒関係でも役立つ内容です。

学校は、まだまだ独特で閉鎖的な空間なので、

上司に上司という自覚もなければ、部下に部下という自覚もない

そんなレベルだと思います。

 

しかし、実際は、学年主任であっても管理職であっても、教員から見ると、その役割も立場も明確に上司なわけで

教員は、部下だと思います。まず、その自覚が必要で、

部下の不適切な行動は、正しく導いてあげる必要があるし

部下は、逆に上司に教えを仰がないといけないと思います。

上司もそうだが、部下にも読んでほしい

実際、フィードバックは「耳の痛いこと」なので、言う側も言われる側も

避けたいと思う人が多いのはわかりますが

それでも、適切に自分を見てくれる人の声は、真摯に受け止めたいところですよね。

この本を読んでいて思ったのは、フィードバックを受ける側の準備が大切ということ

上司が感情や主観で言っているのか、自分のために言ってくれているのかわかったり

フィードバックを受けることの重要性も理解できるようになります。

それは、「あぁ怒られた」という感情面での落ち込みを減らすことにも繋がります。

スーパーバイザー、スクールカウンセラー関係にも

なかなか上下関係という状況になりにくいのが、スクールカウンセラーです。

ひとり職で、そのSCがどのような働き方をしているのか、他のSCや教育委員会にはわからず

管理職は把握していたとしても、立場上(上司ではないため)も専門的にも、フィードバックしにくいのが現状。

そうなると、適切なフィードバックを受けないまま、偏った成長の仕方をするか(使えないまま)

うまく適応できずに辞めてしまうかということになります。

SVを定期的に受けていたとしても、ケースのことは指導してくれても

働き方や成果のことにまでは、なかなか触れることができない(情報・指導力不足)のが現状。

 

今後、SCの常勤化やチーム協働が進んで行く中で、

SC⇄SC関係や、SV⇄SC関係でも、適切なフィードバックがし合えるように、一読の価値はあります。

 

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