社会的ジレンマとは
個人の行動と、集団・社会の利益が必ずしも一致しないことで起こる葛藤のこと。
構成員全員が、協力的ならば問題は生じないが、必ずしもそうではないため、しばしば問題が生じる。
例えば、路上駐車がその例である。
全員が非協力的な場合、渋滞や事故の原因になる。しかし、一人がルールを守り駐車しなかったからといって
路上駐車が減るわけではなく、個人の利益を考えると、路上駐車を選択する。
平成29年度精神保健福祉士国家試験に出題
集団における行動に関する次の記述のうち,正しいものを 1 つ選びなさい。
1 社会的ジレンマとは,集団的な討議を行うことによって,より安全志向な結論が得られやすくなることをいう。
2 ピグマリオン効果とは,集団において多数派の意見や期待に合わせて,個人の意見や行動が変化することをいう。
3 傍観者効果とは,緊急的な援助を必要とする場面であっても,周囲に多くの人がいることによって,援助行動が抑制されることをいう。 ◯
4 同調とは,他者の存在によって作業の効率が向上することをいう。
5 コーシャス・シフトとは,集団のメンバーの多くが個人的利益を追求した行動をとることで、集団全体にとって不利益な結果となることをいう。
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