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境界性パーソナリティ障害

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境界性パーソナリティ障害Borderline personality disorder : BPD)とは

見捨てられ不安に代表される不安定な思考や感情、行動およびそれに伴うコミュニケーションの障害。

自傷行為などの自己破壊的な行動を伴うこともある。

ボーダーラインスケール

私は周囲の人や物事から何時も見放されている気がする  yes no
私は気が狂うのではないかと恐れている  yes no
私は自分を傷つけたくなるときがある  yes no
私は他人との親しい個人的関係を持つことを恐れている  yes no
最初に会った時はその人はとても立派に見えてもやがてがっかりする
ことが多い
 yes no
他人は私に失望している  yes no
私は人生に立ち向かう力がないと感じている  yes no
このところずっと幸福だと思うことは無い  yes no
私の内面は空虚だと思う  yes no
10 自分の人生を自分でコントロールできないと思う  yes no
11 大抵私は孤独だと思う  yes no
12 私は自分がなろうとした人間と違った人間になってしまった  yes no
13 私は何でも新しいことが恐ろしい  yes no
14 私は記憶力に問題がある  yes no
15 何かを決心することは私には難しい  yes no
16 私の周りには何か壁があるように思う  yes no
17 一体私は誰なのかと困ってしまう  yes no
18 将来に不安がある  yes no
19 時に私はバラバラになるように感じる  yes no
20 私は人前で気を失うのではないかと心配している  yes no
21 私はできるだけ努力しても決して上手くいかない  yes no
22 私は自分が何か演じているかのように自分を見ている  yes no
23 私がいない方がむしろ家族は上手くやっていくだろう  yes no
24 私は至るところで失敗している人間だと思い始めている  yes no
25 この先何をしたいのか私にはわからない  yes no
26 人間関係の中に入ると私は自由でなくなってしまうように感じる  yes no
27 誰も私を好きにならない  yes no
28 実際におこったことと想像したことの区別がよくわからない  yes no
29 他人は私を「物」のように扱う  yes no
30 何か変な考えが頭に浮かぶと私はそれを取り除くことができない  yes no
31 人生に希望は無いと思う  yes no
32 私は自分自身を尊敬することができない  yes no
33 私はまるで霧の中に生きているようにはっきりしない  yes no
34 私は人生の失敗者だ  yes no
35 誰か他人の責任を負うことは恐いことだ  yes no
36 自分が他人に必要とされている人間とは感じない  yes no
37 私は真の友人を持っていない  yes no
38 私は自分の人生を生きることができないと思っている  yes no
39 買い物や映画を見に行く時のような人ごみの中にいると不安になる  yes no
40 私は友人を作ることが下手である  yes no
41 私はもはや人に認められる立派な人になろうとするには遅すぎる  yes no
42 周りの人は勝手に自分の心を読んでいるのではないかと思う  yes no
43 私の周りで何かが起こりそうだと感じる  yes no
44 私は残酷な考えが浮かんで苦しむことがある  yes no
45 私は自分が男性(女性)であることに自信をもっていない  yes no
46 私は長く友人づきあいができない  yes no
47 私は自分を憎んでいる  yes no
48 私は広い場所や市街にでることを恐れている  yes no
49 私は時に「自分は生きている」のだと自分に言い聞かせる  yes no
50 時に私は自分自身でないと思う  yes no

1~50の項目について、yes / no でお答えください。
採点基準yesの数) 
0~ 15 : 正常
16 ~ 27 :ボーダーラインの傾向
28 ~ 50 :ボーダーライン圏

※あくまでも自己採点です。

DSMー5の診断基準

次のうち5項目以上が存在すれば診断される。

  1. 現実に、または想像の中で見捨てられることを避けようとするなりふりかまわない努力。
  2. 理想化と脱価値化との両極端を揺れ動くことによって特徴づけられる不安定で激しい対人関係様式。
  3. 同一性障害:著明で持続的な不安定な自己像や自己観。
  4. 自己を傷つける可能性のある衝動性で、少なくとも2つの領域にわたるもの(浪費、性行為、物質濫用、無謀な運転、むちゃ食いなど)。
  5. 自殺の行為、そぶり、脅し、または自傷行為の繰り返し。
  6. 顕著な気分反応性による感情不安定性(例:通常は 2~3時間持続し、2~3日以上持続することはまれな強い気分変調、いらいら、または不安)。
  7. 慢性的な空虚感。
  8. 不適切で激しい怒り、または怒りの制御の困難(例:しばしばかんしゃくを起こす、いつも怒っている、取っ組み合いのけんかを繰り返す)。
  9. 一過性のストレス関連性の妄想様観念、または重篤な解離性症状。

 

平成27年度臨床心理士資格試験に出題

正しいものの組み合わせを選ぶ問題。

A.慢性的な空虚感がある。◯

B.見捨てられることを避けようと、なりふりかまわない努力をする。◯

C.自分自身の目的を達成するために他人を利用する。× 自己愛性パーソナリティ障害

D.傷つけられたり、軽蔑されたりすることを許さない。× 妄想性パーソナリティ障害

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