バイオフィードバックとは
「bio」は生物の、生物学の 「feedback」は情報を返す
脳波、筋電図、心電図、容積脈波、皮膚発汗、体温などによる生理学的反応を電子機器を用いて、感知できるように変換し、本人にフィードバックする。 これをもとに自分の状態を把握・制御し、自身でリラックス状態にへ導くトレーニングを行う。
その時に用いられる技法は、呼吸法、自律訓練法、筋弛緩法、瞑想などがある。
うまく自分の状態を制御できたときに、即座にフィードバックを得られることによって、
本人にとって、そのやり方が強化されることになるため、オペラント条件付けの手続きに当たる。
平成26年度臨床心理士資格試験に出題
ストレスマネジメントのバイオフィードバック訓練に関する次の記述の中から、正しいものを一つ選びなさい。
a.通常では知覚し得ない本人の生理学的反応の変化について、電子機器を介し心身の自己調整を試みる。
b.制御できる生理学的反応は、自律神経系のみの活動であり、中枢神経系の反応は扱われない
c.筋電図バイオフィードバックは、血圧コントロールに対して治療効果が期待できない
d.バイオフィードバック技法は、自律訓練法や瞑想法などの他のリラクセーション技法と組み合わせて行うことは禁忌とされている。
e.バイオフィードバック訓練では、レスポンデント条件付けの理論を応用した強化を行う。
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