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場面緘黙症

場面緘黙症

言語や知能の遅れは見られないが、特定の場所や状況で、話せなくなることをいう。家庭では、問題なく話せるが、学校などで話せない場合が多い。幼児期に発症するケースが多い。人見知りや恥ずかしがり屋との違いは、症状が強く、何年たっても自然には症状が改善せずに長く続く場合がある。効果的な教育的介入によって、1,2年で改善する場合がある。場面緘黙症の子どもの多くは、先天的に不安になりがちな傾向がある。

 

DSM-Ⅳ

治療

必ずしも、自然に改善されていくわけではないため、低年齢のうちに治療を受ける必要がある。そのままにしておくと、周囲が、その子を話さないと決めつけ、場面緘黙が強化される。誰も、その子のことを知らないところに移すと効果的な場合もある。

行動療法

 行動分析では、場面緘黙は学習された行動と考える。不安を回避し、特定の場面で話さないという行動を取り続けると、その行動パターンが強化される。エクスポージャー、系統的脱感作法、シェイピング法、トークンエコノミー法など。

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