【インタビュー】厚切りジェイソンが語る、多くの日本人に欠けている3つの人生観とは?-slush asia 2016-
の中で、厚切りジェイソンが語った、日本人に欠けている3つの人生観が
学校の子どもたちにとっても重要な言葉だったので、ここでも取り上げたいと思います。
1.Think yourself(あなた自身で考える)
自分自身で考えることの大切さ。
正確にいうと、今の子どもたちは、考えが全くないというよりかは、考えを言わないという方が近い。
エゴグラムを取ってみると、不登校や精神的不安に陥っている子は
AC(従順な心)とFC(自由な心)が高い。
最近の子どもに特徴的な傾向だと考えています。
本来の自分はわがままで、自分の意志があるのだけれど、それを発揮できるのは家や親の前だけで
学校や友達の前では出さない。非常に内弁慶な子が多いということです。
本来の自己を出せず、空気や周りの意見ばかり気にしてしまう。そんな子どもがとても多い。
本来は、ACとFCは矛盾しているところがある傾向で、両方が高いということは考えにくいです。
ACが高くFCが低い、FCが高くACが低い。これが無理のない性格です。
集団第一主義的な環境が、個人のパーソナリティに影響を与えているのだと思います。
2.Build a foundation(自分の軸をもつ)
自分の拠り所や基盤をつくること。そうして、ぶれない軸をもつこと。
それが夢や目標にも繋がっていきます。
スマホやゲーム、TV・動画をみて過ごす子どもが多くなってきました。
本当にそれが好きで、そのことを将来の仕事としたいと考えている
(プログラマーやゲームデザイナー、プロゲーマーなど)
ならいいですが、そうではなく、ただやっているだけという子どもがほとんどです。
好きなことを見つけ、それに熱中していくと、それが基盤となり居場所となります。
何か、学校で嫌なことがあったり、友達とトラブルになったりした時も、
学校という場所や学校の友達以外に拠り所がある子どもは、立ち直りが早いです。
逆に、そういう場所がない子どもは、すぐに学校を休んだり、スマホ依存になったりしやすいです。
子どもの頃から、親が決めたものではない、熱中できるものや場所を持つことは大切です。
3.Live(自分の人生を生きる)
Think yourselfとBuild a foundationができていれば、自分の人生を生きることができると思います。
しかし、多様な生き方、自分らしい人生を歩むためには、多様なモデルが必要で
現在の学校システムでは難しいところがあります。
学校生活を送っているだけで、勉強ができたり、部活ができたりすることだけが
とても良いことだという考えを刷り込まれていきます。
子どもたちを取り巻く、大人が考えや行動を改めて行かなければいけません。
子どもたちを点数化したり、価値付けせず、それぞれの生きかたを尊重できる環境を整えていきたいですね。
まず、大人から変わる。
それが大事です。
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