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スクールカウンセリングの極意② 「間合いの取り方」

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自分は専門家だ!!臨床心理士だ!公認心理師だ!

と、偉そうに振る舞い、学校で困ったスクールカウンセラー になっていませんか?

専門性を有している=優秀なスクールカウンセラー 

ではありません❌

これ、ベテランでも、そこに気づいていない人が多くいます。

それでは、優秀なスクールカウンセラー とは、どんな能力を有している人を言うのでしょうか。

その一つの能力としてあげられるのは

「間合いの取り方」です。

児童生徒、教員、保護者との絶妙な距離感の取り方。

それが上手だと、学校のなかでうまく立ち回れると思います。

間合いという表現にしてみたので、侍の決闘に例えてみましょう。

 

刀=専門性とします。

学校現場に、教員以外の専門職が入り、別角度の専門性でアドバイス等を行う行為は、

現場の教員からすると、本当に刀で切られるような痛みを伴うことがあります。

けれど、達人に切られると、切られたことすらわからないまま絶命(骨抜き)します。

一度スッパリやられた相手は、それ以降はSCを信頼して、ケースを依頼してくれたり

SCの言葉が入りやすかったりするようになるものです。

 

間合いをジリジリ慎重に測って、ここだ!!というところで

抜刀し、相手を切る。スパン!!とやられた相手は、「見事・・・」と言い倒れる。

そんなイメージです。

わかりますか?笑

 

間合いを慎重に測るという行為は、相手の話をよく聴き、どんなニーズがあり不満があるか

そんなことをじっくり観察するのです。アセスメントの対象は、子どもたちだけではないですよ。

関わる全ての人間・非人間が対象です。

誰を、何を標的にしているかもよくわからないまま(アセスメント不足)、簡単に抜刀(専門性を振りかざし)していても、ブンブン振り回し、空を切っているだけです。

自分が間合いを詰めすぎて、前のめりになっていると、相手に切られます(領域を侵すSC)

逆に、間合いを取りすぎて、誰とも関わらないと勝負になりません(使えないSC)

 

いくら一流の刀を持っていたとしても、ようは使いよう(間合いの取り方)です。

まぁ、帯刀していない(専門性が乏しい)のは論外ですけどね。笑

鞘から簡単に刀を抜かず、鞘のままツンツンしてみるのもいいでしょう。

なんかうまくいかないな?

あれ、もしかして嫌われている?

と思った時は、自分と相手の間合いを、もう一度よくみてみましょう。

そこに、課題がある場合も多いですよ。

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