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問20 対象喪失に伴う悲嘆反応に対する心理的支援について、正しいものを1つ選べ。
- 悲嘆を悪化させないためには、喪失した対象を断念することを勧める。
- 理不尽な喪失体験に遭遇したときは、現実検討ではなく気分の転換を優先する。
- 喪失した対象に対する悲嘆過程を共に体験し、その意味を共に探ることが目標である。
- 悲嘆が病的な反応へと陥らないように、健康な自我の働きを支えることが目標である。
- 悲嘆反応の中で出てくる喪失した対象への罪悪感は、病的悪化の要因になりやすいため、心理的支援の中で扱うことは避ける。
解答
③
- 無理に断念させるようなことは避け、少しずつ日常生活を取り戻していくことが必要。
- 現実的な問題(葬儀等)について話し合う。無理な気分転換は避ける。
- 喪失した対象に対する悲嘆過程を共に体験し、その意味を共に探ることが目標である。
- 健康な自我の働きを支えることが目標ではない。
- 喪失した対象への罪悪感は、サバイバーズギルトと呼ばれ、悲嘆反応として出てくるのは自然で、支援でも扱っていく。