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問151 50歳の男性A、外回りの医薬品営業職。最近急に同僚が大量退職したことにより、担当する顧客が増え、前月の時間外労働は100時間を超えた。深夜早朝の勤務も多く、睡眠不足で業務にも支障が出始めている。このまま仕事を続けていく自信が持てず、休日もよく眠れなくなってきた。人事部から配布された疲労蓄積度自己診断チェックリストに回答したところ、疲労の蓄積が認められるという判定を受けた。Aは会社の健康管理室を訪れ、公認心理師Bに詳しい事情を話した。このときのBの対応として、最も優先されるものを1つ選べ。
- HAM-D を実施する。
- 産業医との面接を強く勧める。
- 継続的にBに相談に来ることを勧める。
- 仕事を休んでゆっくりするよう助言する。
解答
②
問152 58歳の男性 A。Aは仕事の繁忙期に寝つきが悪くなり、近所の内科で2か月前から睡眠薬を処方され服用していた。最近入床から1時間以上たっても眠れない日が増え、中途覚醒も認められるようになった。 日中の疲労感が強くなってきたため、心療内科を受診した。不眠以外の精神疾患や身体疾患は認められず、主治医から公認心理師に心理的支援の指示があった。Aへの対応として、適切なものを1つ選べ。
- 認知行動療法を勧める。
- 筋弛緩法を実践するように勧める。
- これまでよりも早めに就床するように勧める。
- 中途覚醒した際に寝床に留まるように勧める。
- 夜中に起きた際には時計で時刻を確認するように勧める。
解答
①、②
問153 85歳の男性 A。A は一人暮らしで、介護保険は申請しておらず、 認知症の診断もされていない。しかし、身辺自立はしているものの、室内の清掃が行き届かず、物を溜め込みがちであるので、地域ケア会議で、ホームヘルパーによる清潔管理を行っていく方針を取り決め、実施していた。ヘルパーを受け入れているようにみえたが、2か月が経過した頃、Aからホームヘルパーの利用を終わりにしたいと突然申出があった。地域包括支援センターの対応として、適切なものを2つ選べ。
- 基本チェックリストの再確認
- グループホームへの入居の提案
- 小規模多機能型居宅サービスの利用
- 地域ケア会議での支援方法の再検討
- 定期巡回・随時対応型訪問サービスの利用
解答
①、④
問154 35歳の男性 A、会社員。うつ病の診断で休職中である。抑うつ感は改善したが、まだ夜間よく眠れず、朝起きづらく、昼間に眠気がある。通院している病院に勤務する公認心理師がAと面接を行っていたところ、A は「主治医には伝えていないが、同僚に取り残される不安があり、早々に復職をしたい。職場に行けば、昼間は起きていられると思う」と話した。このときの公認心理師の対応として、適切なものを2つ選べ。
- 試し出勤制度を利用するよう助言する。
- まだ復職ができるほど十分に回復していないことを説明する。
- Aに早々に復職したいという焦る気持ちがあることを受け止める。
- 同僚に取り残される不安については、これを否定して安心させる。
- 主治医に職場復帰可能とする診断書を作成してもらうよう助言する。
解答
②、③
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